薬局のコスト

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薬局を経営するには、コストがかかります。

コスト=費用です。
費用とは、収益をあげるためにかかるお金の事で、費用が収益を上回ると、赤字 になります。

では、薬局の費用ってどんなものがあるのでしょう。
コピーの裏紙 に書きましたが、意識としては裏紙をつかうのは良い事だと思います。ただし、効果がそれほど顕著ではない事も、賢明な方ならお分かりかと思います。

  • ひと月にA4の用紙で何枚コピーしてるか把握してますか?
  • 薬袋を印刷するレーザープリンターが入っている場合、月間何枚、年間いくら消耗品費として使っているか知ってますか?
  • 白衣のクリーニング代はいくらですか?
  • 薬剤師会の会費はいくら出してますか?
  • 28日処方をつくるとき全自動錠剤分包機の運転を一回失敗したら分包紙はいくら無駄にすることになるかを知ってますか?
  • 薬価100円のモノをいくらで買っているか計算できていますか?

地代家賃などは私たちが息をするだけでコストとしてかかってしまいますから固定費は削減ができません。すべてを知った上で、何がコスト削減に効果的なのか、を考えて取り組む必要があると思います。

例えば、

  1. 調達のための仕入先を変える
  2. 仕様の違うものにしてみる
  3. 使用数を減らせないか考える
  4. 思い切ってやめる

などが方法として考えられますね。

コスト削減効果が高いのは、その費用をかけても効果が薄いと判断される事は思い切ってやめる事だと思います。
ひと月に1000円の事をやめても1000円しか節約にならないと割り切って、月間の使用量がおおきいモノをばっさり!

さて、それでは、そろそろ総括しますと、

  • 人件費をカット。
    • スタッフの〇〇さん、さようなら!
  • 分包紙の調達先を安いところに変える。
  • 福利厚生費を削り、お茶、コーヒーは会社で用意しない、白衣は自分で買ってもらう、社員旅行は行かない、歓送迎会、宴会は割り勘。
    • 社員の笑顔より会社の利益。

 

上記のように効果ばかり期待して鬼のようなコストカットをしたとしても、薬局は小さな会社組織なので人間関係などがきっとギスギスしちゃいます。
…つまり雰囲気悪くなるだけで効果が薄い。
小さい社会では、そこに働く全員が意識をもって節約にとりくむ姿勢が大事なんでしょうね。
コストを下げらようとするなら、みんなが、下げる意識をもって行動しましょう。
薬局のコスト削減の成否は、みんなの削減意識を共通化できるかどうかにかかってます。
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  • 月間2000枚使うコピーを1割削減して200枚。A4一枚コストが5.5円だから、1100円。
  • 意識して 『 縦割り分包の分包間違い84包 』 をなくすようにすれば、分包紙一包8cm=2.3円ですから、その効果は190円。月間数千円。
  • 手帳シールがいらないという人に対して、うっかり勢いでシールを発行印字するコストは12円。
  • レジ袋は大3.3円、中1.6円、小0.8円。袋に入れますといって渡す事を、袋は必要ですか?という言葉に置き換えて一回数円のコスト削減。
  • だいまる薬局では落とした錠剤は使わないルール。ならば、落とさないように意識&工夫して月間数千円。
  • 薬剤師会脱退、会計顧問解約、社会保険労務士事務所を解約すれば年間薬約85万円節約。でもこれは大事で、やめられないか…。
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経営者は、費用と効果のバランスをとる仕事をしなければいけないと思います。

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