ひとの話を聴けるひと

だいまるコラム

数年前、接待がまだあったころのはなしです。

初めてわたくしと食事するMRさんは、一生懸命自分の事ばかりお話ししてた。

ふんふんふんふん、と相づちをうってわたしも一生懸命はなしを聞いてた。

ただ、今となっては、何を話していたか、ただの一文も思い出せない。

帰って、疲労感だけが残ったのをこうして覚えているだけであるが、あれはなんだったんだろう。

ある意味、幸せなMRさんであった。

今で言うなら、空気を読めないMRさんだった、といったところだろうか。

あの人になら、話しやすい、話せる、というべきヒトが身の回りにも何人かいる。

共通するのは、過激な事を言わず、懐深く、話題をそらせず、中庸を心掛けていて、我田引水がなく、かつサービス精神の旺盛なひとである。ヒトの話をとっていかない。

たぶん、素直なのだとおもう。

たぶん、相手を想いやる気持ちがあるのだとおもう。

わたしが思うに、そんなひとは、人生をひとの何倍も楽しんでいるのではなかろうか。

おれがおれが、と、自分の話をひけらかすのではなく、一緒にいて、あいてをおもいやり、相手を楽しくさせるすべをもっている。

そんな人は、きっといい話が舞い込んでくるでしょうね。

ゴールデンルールはそんな人のために、あって当然でしょうね。

 

 

やはり函館はダメな町だと思う

だいまるコラム

期待を込めているので、タイトル通り読まないでほしい。

私は、実は、上磯で生まれ育ったから函館が嫌い、といっているのではないのです(笑)。

すくなくとも、郡部といわれようとなんであろうとそこを含めた函館圏がすきなんだけど、函館の一部のサービスがなってないと常々おもう、というそんな話です。

十数年ぶりにお会いする、懐かしい方と待ち合わせしました。
たのしかったなあ。
いっしょに働いていたころの昔話、ご先祖繋がりの話、現在の店の経営者の話、やはりあいつは騙されたか、といったたぐいの話。
一瞬にして十数年間が縮まるあの感覚を久しぶりに味わいました。

さて、場所は、私が指定しました。駐車場がたくさんあるから(笑)。

コーヒー一杯750円は高いけど、ホテルだし、おかわりしても750円だし。
と思った私がダメなやつなのか、
それとも、飲んだだけ750円の倍数になる仕組みがダメなのか。

高かった(笑)。

函館のダメなところは、だまってても観光客が来るからか、食べ物はまあまあだからか、「サービス業と言う概念」が存在しない位に、バカバカしいくらいにサービス提供者側が偉いところかな、と思います。いいふりこきのしらみたかり。中身が伴わないえらい人は嫌われますからね!

新幹線が開通するといって浮かれてる姿を見ると哀しくなります。15年後には、がらがらの通過駅になってしまわないか。
よく私が出張でいく他の地域とはサービス提供人としてのレベルが違い過ぎます。あわれなくらいに、いいふりこきのしらみたかり

この前は、たのしかったね!と頂いたメールの最後に「国際ホテルのコーヒー高かったですね」ってかいてて(笑)。

もし、コーヒー出してくれた女の子が「どちらからいらしたんですか?」と聞いてくれたら、女の子にチップ3000円あげても良かった。(おじさんとしては、安い出費です)

つまんないこと書いてるな、オレとおもいながら、ここまで書いて、やっと言いたい事がわかりました!
そうそう、つまり、サービスが伴えば、決して高くない金額が、座って時間を費やしただけなのに、と思ったら、場所代として高かった!ということなんです。

でも、これが函館の文化だと開き直ってほしくは無いですね。うまいものを出すだけの居酒屋、浴室が立派なだけのホテル、は、ダメです。

ひさしぶりに感激した話

だいまるコラム

本州からお客さんがきた。

和食のお店を選び、

楽しい時間を過ごした。

帰り際、

定休日はいつなんですか?と聞いた。

月曜お休みをいただいています、と店主。

当日は、月曜日でした。

男は黙って、営業、なのである。

泣けました

だいまるコラム

サービスって、いったいなんだろう、とか
なんのために今の仕事をしてるのか、を
今さらながら、考えさせられるそんなつくりの番組でした。

モリエールの事は、こちらでもずいぶん前に紹介してます。

実際食事したのは一度きりですが、相当すごい。

印象が強いです。
08160027086

せっかちな人のために、泣くのは46分前後。

高校生が楽しそうに仕事する場面も泣けます。

リンクが切れる前に見て下さいね。

100 – 1 = 0

だいまるコラム

100 – 1 = 0 とは、サービスについて語られるときに使われるオハナシだそうです。

『? サービスは100 – 1 = 0 、完璧を積み上げても、最後の1をミスれば、結果はゼロになる。

過去の実績は通用しない。

今日、今の実績だけ。ストックができない。? 』

小山昇著「仕事ができる人の心得」から

 

山内総研代表の山内博晶さんの著書『 「ツキ」が貯まる一番簡単な方法教えます!』? を読む機会がありました。

そこにこのお話が書いてありました。山内さん曰く、

ほんのちょっとのいやな感じや、たった一つの出会いが、全部を判断される印象につながってしまう。

どこで誰が見ているかわからない。

「油断するなかれ」ではなく、常に笑顔で応対する事、一言、発することをこころがけていればいいのである。

自分の好きな事をやっていくには、縁が大切であり、その縁を広げるには外見でわかる身だしなみと、言葉や表情の身だしなみに気をつけることが大切である? と、続きます。少なくとも、第一印象を良くして最後まで気を抜くことなくお見送りまで持っていく。

どこかでやりましたね(笑)。 接遇セミナー。

『 お迎え三分、お見送り七分。 』

基本は一緒なんですね。

  • 機械的な応対ではなく親しみのある接客接遇。
  • お客さんの気持ちを「察する」ということ。
  • タイミングの良い声かけとその場に即した言葉。
  • 明るい表情と雰囲気。
  • 活気と楽しさ。
  • お客さま(患者さま)が声をかけやすい雰囲気づくり。

できそうで、できない事だからこそ、習って覚える価値があるし、読んで紹介する価値がある。

と、わたしは思うのです。