先日、ある処方箋を受けました。
いつもは、いわゆる先発品(特許が切れる前の値段が高い薬)が処方されている 特定の医療機関、特定の患者さまの処方箋です。
でも、今回は後発品になっている…。さらに、
処方薬の文字の前には × 印 がついています。
説明しよう。
- × 印は、患者さまの為に書かれた記号ではない。断言します。
- × 印は、後発品の中でも特定の銘柄(たとえばBEER でいえばアサヒとかモルツとかサッポロとかの銘柄をさす。居酒屋では銘柄を指定するのはお客さんだけどびびび(びびり)病院のばあいは、イシャなのである。)しか使えない。
- × 印は、つけられたが最後、ほぼ変えられない。外す努力をする権利は薬剤師に認められているが、だいたい玉砕する。
- × 印のルールは許認可機関がきめたので守らないやつはつまはじきなのである。
- × 印をつける権利があるのは、繰り返して言うがイシャなのである。
- × 印は、今回だけ、後発品にしてみましょうか?とかいう巧妙な言い回しで説明と同意のもとにつけられる(笑)。
薬局薬剤師というよりも、経営者的な立場で言いたいことは、この患者さまのために取ってある薬の在庫をさばく自由が薬局に無いということです。
1本何千円もする目薬を何本も残しながら、処方箋に×印をつけられた薬をさらに購入しなければいけないというストレスをだれも大っぴらに言わない。当たり前だ、しょうがないという雰囲気の中で仕事をしているということを是とできない。。。
せめて、「一般名処方」というのがあるのだから成分名でかいてくれたら、患者さんと相談しながらみんながハッピーになれるのに。
言いたいことは、あまりかけない。
許認可機関はすぐ過敏に反応するから。
大げさなタイトルだと思うでしょ?
このままでは、日本はだめになる。このタイトルにはつづきがあります。
このままでは、日本はだめになる。そのまえにこちらがだめになる(笑)。
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