働くとはどういうことか

none_img_column??  2005.07.11

「 働く 」 ということをこの数日よく考えます。
サラリーマン時代は、「やってられない」というおもいをよく周囲にぶつけ、

  • 「おもしろくない」
  • 「やりがいがない」
  • 「あほらしい」とこぼしていました。  

そうです、ついこの前まで(^^) です。

以前、 「? イヤなら辞めろ・辞めないなら何かを変えろ? 」 という結びの文章でコラムを書きました。

わかっちゃいるけど、そうあんたが口で言うほど、簡単に物事は進まない… そんな声も聞こえてきそうです。
いや、じつは、そのとおりなんですよ。 Aさん。
そうだろ ?  自分の思い通りに物事が進むなんて、なかなかありえない。。。
至極ごもっとも。 そのとおりなんですよ。 Bさん。

私が伝えたいことは、何か結果を出すには、ある程度の時間がかかるということなんです。
めげないで、腐らないで、毎日を地道に過ごす努力をしてみてください。
きっといいことが自分の周りに起こることを信じて進んでみるという努力をしてください。

私事ですが、昨日の日曜に 『 北海道森林マラソントレイル・フェスティバル 2005 in 定山渓 』 というイベントに参加し16Kmを1時間48分というきわめて平凡なタイムで完走してきました。
定山渓の山道を数百人が走るわけですが、道々、係員がすべての参加者が完走するまで、じっとたちながらコースの指示や危険箇所の急勾配の指示をしてくれます。
そんな中、私と併走する形で、10Km付近からゴールまで一緒だった年配の方がいました。
背中に 『 姫路 』 とプリントされた関西弁の方で、ひときわ印象に残ることがありました。

このおじさんは、走りながら、その係員さんすべてに、 『 ありがとう 、 ありがとう 』 と声をかけていくのです。
また、
『 さ、あと数キロや、いままでつらかったから、これからは森林浴思いっきり楽しまな 』 と私に話しかけ、足がつって歩いている人を見ると、とにかく 『 がんばろ、もう少し、一緒にゴールまで行こう 』 と声をかけるんです。

あかるい。
とにかく明るい。
その明るさに、歩いている人が一緒に走り出す。
少なくとも5人はこのおじさんに救い出されました。

走るということは、それ自体とにかく苦しいんだけど、前に進むという着実な目標がある。
意識するかは別にして、走らないとゴールできない。
感謝・明るさ・成功・達成のサイクル をこのおじさんに見て、仕事もこれと一緒かなと思ったものです。

そんな思いでいた矢先、仕事のあとで週2回通っている鍼灸院でふと見たカレンダーに、

【働くとは自己の持てる能力を周囲の為に役立てることである】

と書いてあるではありませんか。早速メモして来ました。

みなさんにとって、働くとはどういうことですか ? ぜひ考えてみてください。

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