何をやっても、あたりまえ

だいまるコラム

うちの薬局は、(うちの会社は)札幌市内でも都心まで遠く、雪も多く、交通の便もそんなによくない。

別な言い方をすれば、自然豊かで、風通し良く、雪が一晩でアートともいえる造形をつくる、そんな場所です。

だから、

過酷な労働環境とは言わないけど、少しでもそんなことを忘れるように

完全週休二日

有給休暇はほぼ完全消化

雪かきが楽になるようにロードヒーティング(融雪)と除排雪には力を入れ

休みくださいと言われても絶対いやと言わないと心に決め

13年やってきました。

 

それが、私として、あたりまえだった。

スタッフとしては、それが、額面通りあたりまえとおもうんだろうな、と最近感じるようになりました。

ここに至るまでは、やせ我慢もして、作り上げてきた環境だけど、
その環境ができてから入った人にとっては、それがあたりまえなんだなと思うのです。

シカタナイ。

 

新しい何かを提供すること

常に新鮮で、価値のあることを提供しようと考えること

これは、社長として楽しいことでした。

人間は、どんどん歳をとります。

ふと気づいたとき、折り返し地点はとうに過ぎて到着地点を模索し始めます。

まさか、自分にそんな時期がくるとは思いもしませんでした。

 

 

 

 

 

 

働くとはどういうことか

none_img_column??  2005.07.11

「 働く 」 ということをこの数日よく考えます。
サラリーマン時代は、「やってられない」というおもいをよく周囲にぶつけ、

  • 「おもしろくない」
  • 「やりがいがない」
  • 「あほらしい」とこぼしていました。  

そうです、ついこの前まで(^^) です。

以前、 「? イヤなら辞めろ・辞めないなら何かを変えろ? 」 という結びの文章でコラムを書きました。

わかっちゃいるけど、そうあんたが口で言うほど、簡単に物事は進まない… そんな声も聞こえてきそうです。
いや、じつは、そのとおりなんですよ。 Aさん。
そうだろ ?  自分の思い通りに物事が進むなんて、なかなかありえない。。。
至極ごもっとも。 そのとおりなんですよ。 Bさん。

私が伝えたいことは、何か結果を出すには、ある程度の時間がかかるということなんです。
めげないで、腐らないで、毎日を地道に過ごす努力をしてみてください。
きっといいことが自分の周りに起こることを信じて進んでみるという努力をしてください。

私事ですが、昨日の日曜に 『 北海道森林マラソントレイル・フェスティバル 2005 in 定山渓 』 というイベントに参加し16Kmを1時間48分というきわめて平凡なタイムで完走してきました。
定山渓の山道を数百人が走るわけですが、道々、係員がすべての参加者が完走するまで、じっとたちながらコースの指示や危険箇所の急勾配の指示をしてくれます。
そんな中、私と併走する形で、10Km付近からゴールまで一緒だった年配の方がいました。
背中に 『 姫路 』 とプリントされた関西弁の方で、ひときわ印象に残ることがありました。

このおじさんは、走りながら、その係員さんすべてに、 『 ありがとう 、 ありがとう 』 と声をかけていくのです。
また、
『 さ、あと数キロや、いままでつらかったから、これからは森林浴思いっきり楽しまな 』 と私に話しかけ、足がつって歩いている人を見ると、とにかく 『 がんばろ、もう少し、一緒にゴールまで行こう 』 と声をかけるんです。

あかるい。
とにかく明るい。
その明るさに、歩いている人が一緒に走り出す。
少なくとも5人はこのおじさんに救い出されました。

走るということは、それ自体とにかく苦しいんだけど、前に進むという着実な目標がある。
意識するかは別にして、走らないとゴールできない。
感謝・明るさ・成功・達成のサイクル をこのおじさんに見て、仕事もこれと一緒かなと思ったものです。

そんな思いでいた矢先、仕事のあとで週2回通っている鍼灸院でふと見たカレンダーに、

【働くとは自己の持てる能力を周囲の為に役立てることである】

と書いてあるではありませんか。早速メモして来ました。

みなさんにとって、働くとはどういうことですか ? ぜひ考えてみてください。