ロヒプノールの錠剤の色が変わった事について

だいまるコラム

世の中には、患者さまにとっても、われわれ薬局経営者にとっても少しも利益にならない話がたくさんあると思うのですが、その一例としてロヒプノールの錠剤の色が、白から青に変わったハナシ。

こん睡強盗対策だっていうんだけど…

精神科の薬を服用しているかたにとって、剤形が変わったり色が変わったりすることはとても神経をすり減らすハナシなんです。

これは、なかなか理解してもらえない。

しかも、いわゆる後発品、いわゆるジェネリック、最近死語のゾロ、に変わる事の重大性は単に精神的なもの、ではなく実際に効き目の変化を感じる方たちがたくさんいるという事実に私たちもびっくりします。

その不利益は患者さまだけでなく、機械をつかって調剤する場合の錠剤カセットといわれるパーツを作り替えなければいけないようなサイズの変更の場合おおきな費用負担となるのです。

メーカーはその事を知ってか知らずか色のみならず、サイズまで変えてくるんですよ。

実に迷惑な話です。

大体、メーカーは、何のためにパッケージ変更したり、剤形変更したり、バーコード追加してみたり、名称変更したりするんだろう。もちろん、ロヒプノールに限らず事細かに理由はあるのでしょう。

わたしは、返品できなくする、自社製品の売り上げアップを図る、それに尽きるのではないかと(極めて偏見とおもうけど)そう思わざるを得ないですね。そんな変更をするメーカーは嫌いですから(笑)。

シカタナイ

しかたないけど、翻弄されるのはいつも弱いモノばかり。こん睡強盗なんてそうそういないですって。

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