棚卸し

だいまる通信
2013年 初めての記事です。

 

今日1月31日は毎年、棚卸しの日です。

棚卸しは、あらかじめ商品の配置を書きこんで作成された棚卸し表に実際に一粒づつ数えた数量を記入していく仕事。

毎年一回の事ですが、改めて段取りいのちであると感じます。

要領よくやれば、1時間半ほどであらかた終了します。もちろん今年もそのように。

 

お疲れさまでした。

「安心」「安全」「清潔」に

だいまる通信

「安心」「安全」「清潔」な調剤 は、弊社のモットーです。

薬を「安心」「安全」「清潔」に作って、患者さまに渡すときに「患者さまの取り違えという深い落とし穴」に落ちていては薬剤師免許証の予備を何枚持っていても足りないくらいです。

過去に函館の精神科主体の病院の門前薬局で、「皮膚科にかかっている患者さまに精神科の薬を間違って渡して」しまい謝罪や補償の窓口となった経験があります。患者さまも入院して大変でしたでしょう。社内(当該薬局)においても、犯人捜しはしませんといいつつ、誰の心の中にも、やったのはあいつに違いない!というおもいを残してしまいました。苦い経験です。

さて、間違えにくい環境をつくるのは社長の使命ですから、このたびは、処方箋の引換券を発券し、その番号と患者さまの名前をお呼びする機械を導入しました。実は、前から欲しかった。機械に使われない程度の機械化はしたかったので…。

※ 処方箋受付機はこちら??? 番号表示システムはこちら

先の事例では、もちろん引換券の発券システムは導入されていました。一日7-800枚も処方箋を受け付けるわけですから、ある意味当然です。

ただ、その運用に問題があった。

それを私は学習しなくては意味がありません。たかが(失礼)こんな機械で〇十万円もするんです。
弊薬局の規模はその1/10ですが、やらなければいけない事は一緒です。

待合室で患者さまをお呼びするときに気をつけることの一番は、あとから入ってきた患者さんが自分を抜かして行ったという思いを極力させない事。

  • 先に処方箋を出して買い物に行った患者さま
  • 昨日預けた処方箋のくすりを取りにいらした患者さま
  • デイケアの施設に行っていた患者さま

いろんなケースがあります。

待合室に同じ苗字の患者さまが3人重なることもよくあります。数人しか待っていないのに、家族ではなく、アカの他人なのに、です(笑)。

いずれにしても、気配りが大事なので、こればっかりは機械任せにはできません。大事なのは、センス かもしれませんね。

冷蔵庫に冷凍庫の機能を期待してはいけない 』 とは、良くいくスナックのママさんのお言葉。

「安心」「安全」「清潔」なんて、センスがない人が何人いても達成できないわけですからせっせとセンスを磨きたいものです。

 

最後に。

先の函館の事例では、しっかりと名前を呼んだらしいけど 患者さまが聞き間違え、「はい」と言ったらしい。

  1. その薬を開封し
  2. お名前を示し
  3. 先生の名前を反復し
  4. 日数を確かめ
  5. 前回の処方内容と異なる点を患者さまと確認し
  6. 袋の数を大げさに数え
  7. 何度も患者さまの顔の様子を見て
  8. 最後の最後に、念入りに処方箋の刻印番号と、引換券の番号を確認し

そして、〇〇さま、お大事にして下さい と、申し添えたなら、精神科の薬が皮膚科の患者さまの手に渡ることがあったでしょうか。

患者さまが聞き間違えたのは、相手のせいではない。これは、薬剤師として健康被害を最小限にとどめるためのセンスの問題ではないかと思うのです。

 

 

 

 

登録販売者免許証

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2011年と、2012年、だいまる薬局から登録販売者の合格者が出ました。

このことは既にお伝えしていましたが、免許証が届いていたので薬局の受付に掲示したのがこちらの写真です。

免許証の掲示スペースは、たくさんありますので受験者、合格者を募集しています。

合格した際には、費用の半分を研修費として補助する制度があります。利用してください。

薬事に関しての知識を学習し、患者さまの健康に寄与す事は、キャリアアップのチャンスであるとともに、わたくしは、「 やる気が無ければできない高邁なこと 」 だと思っています。

 

 

時代の流れなのでしょうね

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年に数回ですが、患者さま・お客さまから、 『 カード使えませんか? 』 と問い合わせがあります。

薬局で電子マネーやクレジットカードをつかえるところはまだまだ少ないのが現状です。
普及しない理由はいくつかあると思いますが、たとえばカードを使えるようにするために、

  • 決済端末を導入するための初期費用や加盟店としての登録に15万円くらいかかり、
  • 一回の決済について決済総額の3.75?5%程度の手数料が必要で、
  • この決済手数料は、お客様の会計に転嫁してはいけない取り決め(契約)

になっていることがあげられるでしょう。

しかしながら実際には、わたくしなどが使う原価ギリギリの家電販売会社などでは よくカード手数料を上乗せて決済されたりします(つまり、カードなら100円のものが、105円です、のように)が薬の場合は、保険者との契約で窓口負担金をいただきすぎることも、値引きを含めていただかない事も禁じられています。禁じられていることは、やってはいけないわけです。

さて、薬の会計金額については、数百円から数千円が普通です。しかしながら、中には保険を使いたくない患者さまもいらっしゃって、その場合は10万円近くになる事もあります。

10万の手数料5%は、5000円。薬価差がなくなってしまった今、…死活問題といってもいい金額です。

というようなこともあって、なかなか普及しないのですね。

ただ、これだけ雨後のタケノコのように薬局があると、『 カードをつかえる薬局 』 という選択肢は自然の流れ、時代の流れなのでしょう。

積極的なPRはできませんが、サービスの一環として運用を開始しますので、よろしくお願いします。

 

2012年11月勉強会

だいまる通信

11月08日(木)? 定例の、朝の勉強会がありました。

参加12名 9:00-9:40

本日の勉強は、このくすり

アステラス製薬さんの 、統合失調症治療薬です。

今回は、主に、統合失調症の使用についてのおさらいと、適応外の使い方のトピックスについての勉強会が企画されました。

  • 非定型抗精神病薬は副作用の出かたの性質に違いがあっても種類において臨床効果にそんなに違いがない事
  • 錐体外路症状をあらわさずに効果を出すための方法論に違いがある事
  • 効果において、非定型薬が定型薬に勝るという事はない

 

  • 適応外の使用には以下のものがある
    • 双極性障害の躁状態
    • 双極性障害のうつ状態
    • 妄想性のうつ病
    • 痴呆に伴う異常行動
    • せん妄
    • パーキンソン病の精神症状
    • 人格障害
    • 神経症
    • 不眠症
    • 抗がん剤治療の制吐剤

 

といった内容でした。

説明がとても上手。プレゼンテーションがうまい背景には学術的な知識がたっぷり詰まっているのでしょうね。