インターネットは恐ろしい…【2009年改】

none_img_column (記事の引越し中です) 2007.03.22

ここ数日、タミフルについての新聞報道や、テレビの報道などで、驚かされています。

継続してまだまだ出てきそうですね。
インターネットで、タミフルの『 緊急安全性情報 』を引くに当たっては、独立行政法人医薬品医療機器総合機構 のホームページを参考にしました。
この中で、ハイリスク患者にはタミフルを使用することもあるという内容が出てきましたので、

ハイリスク患者とはなんぞや?

と、さらにGoogle検索していくと、ちょっと古いですが、こんなページ がありました。

ハイリスク疾患患者とは、慢性呼吸器又は心疾患患者、代謝性疾患患者(糖尿病等)、腎機能障害患者 をさすようです。
これらの患者はインフルエンザ感染で、肺炎を併発する危険などがあるのでそれを避けるためのようです。
これを見て、輸入販売元の 『 中外製薬 』 に厚生官僚が天下りしたという数日前(2007年)の報道記事を思い出し、またインターネットブラウザで検索してみたところ、報道していたのは2007年3月20日(火)「しんぶん赤旗」 であり、実名入りでした。
この記事の中で、中外が、厚生労働省OBの過去の経歴は個人情報だとコメントしていたので、興味本位でその個人名をGoogle検索してみると、恥ずかしい項目が。
ああ。
薬害タミフル脳症被害者の会の 「 皆様の声 」 や、薬害オンブズパースン会議2005/11/21の記事 などを見るにつけ、これらの声がどれだけ取り上げられるにいたっているのかということが気になります。

インターネット上では隠し事はできない仕組みになっていることを改めて考えさせられました。特に公務員など責任ある地位にいる人は特にマジメにマジメに正直にやらないと恥ずかしい思いをします。

真偽のほどのことではなく、 サーバーに残ってしまう  ということが、怖いです。
今回、厚生労働省が、タミフルの輸入販売元である中外製薬に対し、「原則として10歳以上の未成年者への使用を禁止する」よう「添付文書の改訂」を求めるとともに「緊急安全性情報を出すよう指示した」ことは、2005年11月18日の読売新聞 にあるように、
「緊急安全性情報を出す必要はない」とした同省の対応とは大きくかけ離れています。
いずれ、誰の責任ということが議論されることになるでしょう。
医療は本来受け手のためにあるのです。

その材料たる薬は、製薬企業や、卸業や、薬局の利益のために存在してはならないと思います。

 

『 これ、もうだめかも ? 』  という材料を使った料理は食べられません !
食材なら、レストランが使うことも、お客さんが食べることも絶対しないのです。

 

2007.03.22

関連してるかもしれない記事