やっぱり、顔で選ぶべき

だいまるコラム

「40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持ちなさい」

これ、購読している記事の文言そのまんまです。

厚かましいですが、もうちょっと引用させてもらいます。

リンカーンが、支援者からこの男を使ったらどうかと言われて、断った。

理由は、「顔が悪すぎる。40歳を過ぎたら自分の顔に責任をもたなければ。」

 

この記事を読んで、腑に落ちた話を書きます。

 

先日、ある人を紹介されました。

支援者を求めているという。( 今となっては吹き出しそうになります)

初対面の挨拶前、忙しそうにメールしていた。

顔を見て思ったこと=第一印象は、

  1. あ、この男、年齢不詳
  2. 以前ネコの手も借りたいと思った薬剤師がネコ以下だったという話を書いたけど、その男に似ている。
  3. 髪型がスターみたい。
  4. 忙しそうにする人に、ロクな奴いない。

でした。

さて、支援者ってなんのことだと思いますか?

曰く、

自分はたくさんの病院を立ち上げてきた。

A市では知らぬ人はいない(?と言いたげな雰囲気?)

今回、札幌で、ある医師の開業のすべてを任されている。

ただし、このミッションは数か月後までは極秘で動く。

半年先に開業を目論んでいる。

その際、自分は、そのクリニックの事務長に就任する。

自分は、人生をかけている。

ただ、この数か月後に、健康保険が切れるので給料は要らないから保険の部分を何とか援助してほしい。

最初はこうでした。

二回目、健康保険と年金の部分を何とかしてほしい。

三回目、健康保険と年金とひと月10万のお小遣い程度で、だいまる薬局で雇ってほしい。

四回目、健康保険と年金とひと月10万のお小遣いと、当該医師と、医師の奥さんと、自分の分の薬代を何とかしてもらえないか。

あ、この時点で、もちろん、法律で禁じられてることは無理ですよ、と断ってます(笑)。

五回目、健康保険と年金とひと月10万のお小遣いは、今後恒久的に、処方箋を受ける見返りとして、払ってほしい。

 

甘えの構造、タカリの構造、処方箋の発行の商品化。

わたくし、コレ、大っ嫌いなんですよね。見返りを求められると、虫唾が走るんです(笑)。

人生をかけるという言葉を述べる権利は、この人にはないと断言したい。

人生をかけるという言葉の意味も、意義も、重みも、理解してないと断言したい。

今までの生き様、人とのかかわり、物事の考え方、品と格の欠如、卑しさ、まだ言い足りないと思いますが、これらのすべてが顔に出ていたんですね。

なにが病院経営は私、だ(笑)。

そんな経営があるか。

複数回のコンタクトは、時間の無駄でした。「初対面の印象。これほどあてになるものはない」と昔の上司が面接の極意を教えてくれたことを忘れていました。

やっぱり、人間は、顔。

男性も女性も顔。

顔で選ぶべき。

「40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持ちなさい」

って重みのある言葉ですね。

生きた勉強

だいまるコラム

余市は、30歳の時、私が初めて薬剤師として調剤デビューした場所です。

ニッカウヰスキーのおおきな工場があり、

海の幸、ブドウ・リンゴ・さくらんぼなどの果樹が豊富にとれるこの地で、およそ1年間勉強させてもらいました。

 

調剤デビュー前夜、不安を抱えて泊まった旅館です。

明日から調剤、と思うとたまらなく緊張したことを思いだします。

 

この店には、丸一年いました。当時から、このシャッターはギシギシいってたので今はもうあけるの大変でしょうね。

今になって、ひととおりレセプトまでデキマスと言えるのはここにいたおかげです。

素直にありがたいものだと考えられるまでにはかなり時間がかかりました。

 

一年間余市にいる間に北大出身の若い内科のDr.が開業しました。

その隣につくられた薬局が、このグレーの外壁の建物。

当時の社長を、放漫不正経営者などと揶揄しても所詮わたしの負け犬の遠吠えです。

経営者は、地場の金融機関からお金を借りてきて、この建物をいとも簡単に建てました。

サスガ。
しかし、この二つのお店は経営者の放漫不正経営でほどなくつぶれました。

そのくだりは、こちらにて。

つぶれることになった原因は、いろいろあったにしても地元の薬局業者がその裏でいろいろ画策し、当該医師に取り入って建てたのが奥に見える薬局。

漁夫の利だ!と感じても、また、わたしの負け犬の遠吠えナリ、でした。

ただ、この奥の新規開業も、そう長くは続かなかった。

なぜなら、医師が、「やーめた」と余市を去ったのはつい数年前の事でしたから。

 

やはり、余市は私が初めて生きた勉強をした町です。

 

サービス業だよね?

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民主党政権になって、だいぶ世の中が変わってきました。

それがいつまで続くかとか、それが良いとか悪いとか、そんなことは私には述べる資格はないです。
でも、「これはあんまりだろう」、ということが些細な日常の中にまだまだ残っているのがお役所の仕事である、と感じた出来事(笑)がありましたので紹介します。

国土交通省の下部組織に陸運局というところがあります。札幌にも、調べてみると当然のようにありました。

実は、今年に入ってすぐ借り物の車を車庫入れした際にナンバープレートを折り曲げてしまったんです。ちなみに、ナンバープレート(前部)を折り曲げたら、どうするかおさらいしておきましょう?。

  1. 所轄の陸運局に電話して、ナンバープレートを破損した事を伝えます。
  2. どこの部分か、とか、再生可能か、などを問われとにかく窓口に来てくださいといわれます。
  3. 窓口に行くとこれに書いてください、と申込用紙を渡されます。
  4. 申込用紙は記入後、変な場所にある窓口に提出。そして、これを陸運局外の建物(笑)に持って行けといわれて別な建物に向かわされます。
  5. 別な建物、とは、まったく不自然な場所に建っており、ここで再度受付後料金を納めます。

すごいぞ、このシステム! と思うことは、そこここに見られます。

まず、
電話の対応。
まさに横柄そのもの。こっちに来なきゃナンバー変えられないっしょ(方言)的な、でれでれの馴れ合い言葉。

窓口、覗き込むと、やる気のなさそうなお嬢さんが腕組み(笑)して対応。
やるな!外郭団体。すごいぞ!既得権。

変な場所の建物。
とても遠いです。雪降ってなくてよかったーという、まさにそれがラッキーである事を実感。

再度受付して料金収納。
下みてて、一度も顔上げないんじゃない? きれいな(下しか見て無いからわかりにくいけど)お嬢さん。

時代に逆行しているような気がしてなりません。

味わってみたい方は、860円もって、ナンバープレート再発行のお願いをしにいってみてはどうでしょう。
私はこれを見て、とても勉強になりました。

 

弊薬局でも朝礼の話題に事欠きません。
忙しいとか、疲れたとか、それで自分のトーンを下げてしまうような仕事ぶりは、もうやめましょう。われわれ調剤薬局の仕事は、患者さまに気分よく気持ちよく薬を飲んでもらうことが使命です。 疲れた顔で対応されたら、患者さまはどんな気持ちになるでしょうね。

そんな簡単なことに思いを馳せられない人は、先に自分でクスリを飲むか、深く反省してほしいです。
理由は、単純。

自分がサービス業に向いている、という勘違いをしているから、です。

 

忙しいときほど、笑顔
これは鉄則じゃないんでしょうか。

話を戻して、件(くだん)の窓口のお嬢さん。
ひまそうでしたよ。
暇なのに愛想悪く、腕組みですか。 笑えよ。歯を出せ、歯を (笑)。

?

もう、一生その窓口つきの小屋(そんな形してました)から出ないでほしいです。

インターネットは恐ろしい…【2009年改】

none_img_column (記事の引越し中です) 2007.03.22

ここ数日、タミフルについての新聞報道や、テレビの報道などで、驚かされています。

継続してまだまだ出てきそうですね。
インターネットで、タミフルの『 緊急安全性情報 』を引くに当たっては、独立行政法人医薬品医療機器総合機構 のホームページを参考にしました。
この中で、ハイリスク患者にはタミフルを使用することもあるという内容が出てきましたので、

ハイリスク患者とはなんぞや?

と、さらにGoogle検索していくと、ちょっと古いですが、こんなページ がありました。

ハイリスク疾患患者とは、慢性呼吸器又は心疾患患者、代謝性疾患患者(糖尿病等)、腎機能障害患者 をさすようです。
これらの患者はインフルエンザ感染で、肺炎を併発する危険などがあるのでそれを避けるためのようです。
これを見て、輸入販売元の 『 中外製薬 』 に厚生官僚が天下りしたという数日前(2007年)の報道記事を思い出し、またインターネットブラウザで検索してみたところ、報道していたのは2007年3月20日(火)「しんぶん赤旗」 であり、実名入りでした。
この記事の中で、中外が、厚生労働省OBの過去の経歴は個人情報だとコメントしていたので、興味本位でその個人名をGoogle検索してみると、恥ずかしい項目が。
ああ。
薬害タミフル脳症被害者の会の 「 皆様の声 」 や、薬害オンブズパースン会議2005/11/21の記事 などを見るにつけ、これらの声がどれだけ取り上げられるにいたっているのかということが気になります。

インターネット上では隠し事はできない仕組みになっていることを改めて考えさせられました。特に公務員など責任ある地位にいる人は特にマジメにマジメに正直にやらないと恥ずかしい思いをします。

真偽のほどのことではなく、 サーバーに残ってしまう  ということが、怖いです。
今回、厚生労働省が、タミフルの輸入販売元である中外製薬に対し、「原則として10歳以上の未成年者への使用を禁止する」よう「添付文書の改訂」を求めるとともに「緊急安全性情報を出すよう指示した」ことは、2005年11月18日の読売新聞 にあるように、
「緊急安全性情報を出す必要はない」とした同省の対応とは大きくかけ離れています。
いずれ、誰の責任ということが議論されることになるでしょう。
医療は本来受け手のためにあるのです。

その材料たる薬は、製薬企業や、卸業や、薬局の利益のために存在してはならないと思います。

 

『 これ、もうだめかも ? 』  という材料を使った料理は食べられません !
食材なら、レストランが使うことも、お客さんが食べることも絶対しないのです。

 

2007.03.22

集団的個別指導

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保険薬局の集団的個別指導の実施について
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が、厚生労働省 北海道厚生局長から送られてきました。

だいまる薬局も 5年 、調剤薬局をやらせていただいたので、そろそろ監督官庁のご指導をいただける時期かと思っていました。

そんな話を薬大同期の仲間とした直後に、郵便物が届き、ズバリ的中したというわけです。

きょう? 2008.12.13? は、? 資料を揃えるために? 休日出勤。
ちょっと時間が足りなくて、明日も出勤です。

処方箋、調剤録 100人分は、あっという間にそろいました。

普段の仕事の積み重ね( のすばらしさ )を実感しました。

相変わらずの自画自賛ですみません。

同期のみんなは、 指導の何たるかを体験として実感していない ようですので、
詳しくは、また報告することにしましょう。