コミュニケーション「力」

だいまるコラム

うちの娘が通っている予備校での話。

本人は、毎日が楽しそうで、話題が尽きない。

娘の話を聞いていると、どうも、すぐ友達ができるようです。

※じいさんからの、隔世遺伝だとおもう。

わたしは、なかなかすぐ打ち解けられないのだけど、打ち解けたらつきあいはわりと深くなります。でも、じいさんと、娘は、初対面の相手でもすぐに会話がはずみ友達になる。

これは何かとおもって娘の話を聞いていると、彼女曰く、わたしの周りには? 『? コミュニケーション能力? 』? が高い人が集まっているとのこと。

※それはオマエもダ。

『? コミュニケーション能力? 』? が高い人は、 自分の事だけではなく、他人の事にも興味をもって関心を寄せているのがよくわかります。

つまり、よく人の話を聞き、自分の事だけを中心に話すことがない。

 

将来、どんな仕事についてもヒトに関心を持つことはよいことです。

そういえば、私は、子供の時に人の話をよく聞くように 教えられて よかった。いくらかはコミュニケーション力はあるかもしれない。

でも、なぜかとっつきにくいとか思われがちで、心外なんですけど、なにか (笑)。

社長たるもの何に給料を払う ?

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だいまる薬局には現在 約10名 ほどスタッフがいます。

私(代表者)がサラリーマンとしてやっていた頃のことを思い起こしてみますと、給料は、定額が決まった日に自動的に入ってきて当たり前でした。なおかつ、評価や考課があったわけでもなくただ薬剤師であるという事で給料の額面も決まっていたような事だったと思います。

時代は変わり、自分が給料の計算をする立場になってはじめて経営者が何を求めて給料の計算をしているのかという事がわかりはじめました。

ある知り合いの社長さんは、こう言いました。 『 私は給料日になるとがっかりする。なんぼ経費節減だ、節約だ何だと言ってみてもXXXにこの給料を払うことがイチバンの無駄遣いだ! 』

リアルですね?、過激ですね?。

もし面と向かって言われたら気絶するかも知れませんね?。

でも、コレが世の社長さんが思っているホンネかもしれませんね?。

ところで、だいまる薬局における人事考課なんてのは今のところありませんが、せっかく上記で世の中の仕組みの一端を紹介したのだから、私が本音でコレができたら給料をあげたいと思うこと ( キーワード ) を思いつくまま羅列しますね。

  1. 愛想よい笑顔
  2. 感じよい声のトーン
  3. 敏感に察する能力
  4. 俊敏な動きができる構え
  5. 何事も気持ちよく進んでできる準備
  6. 周囲への気配り
  7. 慎重な言動
  8. 自分のお金を使える潔さ
  9. 私が中心にやりますというリーダーシップ
  10. 舞台に上がる心構え・演技

なんだ、いつも言われてることじゃないか、とおもったアナタ…。
続いて、ある女性経営者の口から出た言葉をご紹介します。

『 冷庫に冷庫の機能を求めちゃダメなのよ。冷蔵庫は冷やすため、冷凍庫は凍らせるために使わなくちゃ。 』

つまり、その人が持っていない機能を求めてはいけないという事の核心を突いた言葉なのですが、私は冷蔵庫や冷凍庫はそうだろうけど、人はもっと変わることができるのではないだろうか、と思う今日この頃なのです。

問題は、気づき。 気づきがあれば人間は変われると思います。 若い人は我々のような年代の人間よりはるかに有利です。
では、気づきをどうすれば得られるんでしょうね。視点を少しだけ変えてみましょうか。

数日前、だいまる薬局の待合室のいすにボールペンで15cmくらいの線が引かれていました。いわゆる落書きではなく、なにかの腹いせ?とおもわれるようなものです。

線が引かれていた、と報告するのが 気づき、じゃないんですよ。

なぜ椅子にわざとらしい線が引かれていたか、病気がそうさせたのかもしれませんが、その前後何か気に食わない対応があったのではないか、気に入らない掲示の文言があったのではないか、われわれの接遇は充分であったか、もしかしたら言葉が不適切ではなかったかのか、タイミングが悪かったのではないか。

もしかしたらどれもあたってないかもしれませんが、こうやって考えることが次の気づきにつながるはずです。

ボールペンでかかれた椅子は一脚たいした値段じゃないんです。その後、破壊されたら買い換えればいい。でも破壊され続けないように考えることに自分の給料の価値があると考えてくれたら 上記の社長さんの憤りも、少しは減るハズです。

なぜ? を考えて、気づきを得てみませんか。

私だって、最初から社長であったわけではないです。社長的に物事を考えてきたから、なんとなく今、社長をしてるんですから。

サービス業だよね?

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民主党政権になって、だいぶ世の中が変わってきました。

それがいつまで続くかとか、それが良いとか悪いとか、そんなことは私には述べる資格はないです。
でも、「これはあんまりだろう」、ということが些細な日常の中にまだまだ残っているのがお役所の仕事である、と感じた出来事(笑)がありましたので紹介します。

国土交通省の下部組織に陸運局というところがあります。札幌にも、調べてみると当然のようにありました。

実は、今年に入ってすぐ借り物の車を車庫入れした際にナンバープレートを折り曲げてしまったんです。ちなみに、ナンバープレート(前部)を折り曲げたら、どうするかおさらいしておきましょう?。

  1. 所轄の陸運局に電話して、ナンバープレートを破損した事を伝えます。
  2. どこの部分か、とか、再生可能か、などを問われとにかく窓口に来てくださいといわれます。
  3. 窓口に行くとこれに書いてください、と申込用紙を渡されます。
  4. 申込用紙は記入後、変な場所にある窓口に提出。そして、これを陸運局外の建物(笑)に持って行けといわれて別な建物に向かわされます。
  5. 別な建物、とは、まったく不自然な場所に建っており、ここで再度受付後料金を納めます。

すごいぞ、このシステム! と思うことは、そこここに見られます。

まず、
電話の対応。
まさに横柄そのもの。こっちに来なきゃナンバー変えられないっしょ(方言)的な、でれでれの馴れ合い言葉。

窓口、覗き込むと、やる気のなさそうなお嬢さんが腕組み(笑)して対応。
やるな!外郭団体。すごいぞ!既得権。

変な場所の建物。
とても遠いです。雪降ってなくてよかったーという、まさにそれがラッキーである事を実感。

再度受付して料金収納。
下みてて、一度も顔上げないんじゃない? きれいな(下しか見て無いからわかりにくいけど)お嬢さん。

時代に逆行しているような気がしてなりません。

味わってみたい方は、860円もって、ナンバープレート再発行のお願いをしにいってみてはどうでしょう。
私はこれを見て、とても勉強になりました。

 

弊薬局でも朝礼の話題に事欠きません。
忙しいとか、疲れたとか、それで自分のトーンを下げてしまうような仕事ぶりは、もうやめましょう。われわれ調剤薬局の仕事は、患者さまに気分よく気持ちよく薬を飲んでもらうことが使命です。 疲れた顔で対応されたら、患者さまはどんな気持ちになるでしょうね。

そんな簡単なことに思いを馳せられない人は、先に自分でクスリを飲むか、深く反省してほしいです。
理由は、単純。

自分がサービス業に向いている、という勘違いをしているから、です。

 

忙しいときほど、笑顔
これは鉄則じゃないんでしょうか。

話を戻して、件(くだん)の窓口のお嬢さん。
ひまそうでしたよ。
暇なのに愛想悪く、腕組みですか。 笑えよ。歯を出せ、歯を (笑)。

?

もう、一生その窓口つきの小屋(そんな形してました)から出ないでほしいです。