??? ? 2005.01.17
貧すれば鈍するということわざがあります。
辞書によれば、貧乏すると、世俗的な苦労が多いので、才知がにぶったり、品性が下落したりすること、とあります。
最近身の回りでこのことを感じる出来事がありました。
とても親しくしていた方がいましたが今回、袂を分かつ結果になり、同調できないことになりました。
久しぶりに見る顔は、とても今までと同一の人とは思えないほどの人相になっており、自分の思うとおりにいかないと怒り出し裏切られたと言い出す始末です。自分の思いを通そうとするあまり周りからどう見えるか、わからない様は、まさに裸の王様という感じでした。
私が問題にしているのは、考え方のことであり、仕事に対しての、手法そのもののことです。
自分が近い将来、彼の歳になったとき、何をよりどころに生きているだろうかと思いを馳せてみますと、 『 好きか・やりたいか 』 を判断しながら仕事を組み立てなければ、まさに自分も貧すれば鈍すといわれかねないからです。
- やらなければいけない仕事
- 義務でする仕事
- 食うためにする仕事
に魅力を感じないし、やっていて喜びを感じられないと思います。
喜びと達成感を得るために仕事ができたら、幸せじゃないでしょうか?
世の中金ばかりじゃありません。
前出の方は、金があればもっとすごいことができると言いましたし、金が無いから大きなことができないとも言いました。
でも、残念ながら不足しているのは、お金とか、資金ではなくて、ビジョン(将来展望)と、理念です。これが無いと一歩前に出るのはなかなか難しい。
お金さえあればまた、何でもできるというなら、理念もビジョンもなくても効率優先で、それなりの結果は出るかもしれません。でも、人間にとって大事なのは、品と格という、その人の精神性が外ににじみ出たものではないですか。
自分はやっぱり好きで、やりたいことを、やりたいと思いますし、仕事には、金以外の喜びを感じ続ける感性を大事にしたいと思います。
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