医療安全フォーラム2010 in 函館 (2010.5.22(土)13時?17時 市立函館病院) に参加してきました。
当日は、小さな開場でしたが満席。全国から参加者が集まっている会でした。
この日は、私にとっては新しい概念である「メディエーション」についての講演や、実際にメディエーターとして働いていらっしゃる数人のディスカッションなどが紹介されていました。
その中で、お話された言葉でとても印象に残っているものがこちら。
- 仕事は、スキルではなく、ウィルである。話をするときに、どのように伝えよう、がスキルだとしたら、何を伝えよう、がウィルですというものでした。
そうそう、そのとおり!技術的なものばかりに目が向いていると、ハートが伝わらないですから。 - もうひとつ、医療過誤については、経験者、できる人ほど間違いを犯す可能性、確率が高くなる、という話。
なぜ? できない人、初心者は、周りから積極的にマークされており、大きな間違いが少ない。でも、できると思われている人はどうか? あの人なら大丈夫でしょうという思い込みから関与が少なくなり、結果として、間違いが大きなものになる。
おお、これは目から鱗(うろこ)的に そのとおりです。 - 最後に、職場内で人間関係がもやもやしている場合、医療過誤を起こす原因になる可能性は高い。ソコに、今回の「メディエーション」という手法をつかって積極的に対話を奨励してくことで安全文化の醸成が行われる。患者さん中心に、今やっていることが患者さんの為になるか?という問いかけは必要、というものでした。
ギクシャクした人間関係があると、意思の疎通がとれなくなることはあります。そうそう、そのとおり!
誰から言われたわけでもなく、自分の意思で、わざわざ函館まで出かけた甲斐はあった…、と思います。
仕事は、ウィルです、っていい言葉ですね。
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