2010年9月の東京は暑かった

過去にも紹介しましたが、2010年9月4日(土) ?9月5日(日) 医薬品安全管理研修会2010 に出席してきました。

東京も9月になったら少しは酷暑もおさまるかと思って出かけたのですが、なんとその暑い事、暑い事。

それにしても、何百人という人が一堂に会し、2日間びっしりと勉強する姿には驚きました。また、地方に住んでいる人が地方にいることを言い訳にしない事に感銘を受けました。情報は自分で取りに行く、というわけですね。

前回、医療安全講習を終えて会社でその話を紹介しましたが、今回も自腹を切ってという人がとても多かったのではないか?と考えました。病院や、薬局がそんなに出張費を出してくれるとは思えないからです。それでも、勉強しに行く、情報を取りに行く。もはや姿勢の違い以外の何物でもないですね。

だいまる薬局では、自己申告してくれたら出張していいですよ、と伝えています。

じゃ、どこまでお金出してくれるの?と思うかもしれませんね。でも扉を開けるのは先に自分のお金を出してから、その覚悟ができてから、でしょう。これはうちの会社のハードルですね。ハードルを飛ぶ覚悟ができたら、扉をこじ開けたら、道は開けるのではないでしょうか。十分に話し合いする準備はできています。>To:Allスタッフ

医薬品過誤(医療過誤の中で特に医薬品による過誤)をどのように防ぐかという危機管理の在り方を改めて勉強しましたが、特に薬剤師は医師に対して助言者や、忠告者として存在するとのだ、という弁護士さんのお話には目を開かされる思いがしました。そのような責任があるから、高い給料ももらえるし、万が一の時は厳しい処分があるのでしょうね。

何も考えずに仕事をするのは、罪ですね。
改めてそう思った東京でした。

仕事は、スキルではない

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医療安全フォーラム2010 in 函館 (2010.5.22(土)13時?17時 市立函館病院) に参加してきました。
当日は、小さな開場でしたが満席。全国から参加者が集まっている会でした。

この日は、私にとっては新しい概念である「メディエーション」についての講演や、実際にメディエーターとして働いていらっしゃる数人のディスカッションなどが紹介されていました。

その中で、お話された言葉でとても印象に残っているものがこちら。

  • 仕事は、スキルではなく、ウィルである。話をするときに、どのように伝えよう、がスキルだとしたら、何を伝えよう、がウィルですというものでした。
    そうそう、そのとおり!技術的なものばかりに目が向いていると、ハートが伝わらないですから。
  • もうひとつ、医療過誤については、経験者、できる人ほど間違いを犯す可能性、確率が高くなる、という話。
    なぜ? できない人、初心者は、周りから積極的にマークされており、大きな間違いが少ない。でも、できると思われている人はどうか? あの人なら大丈夫でしょうという思い込みから関与が少なくなり、結果として、間違いが大きなものになる。
    おお、これは目から鱗(うろこ)的に そのとおりです。
  • 最後に、職場内で人間関係がもやもやしている場合、医療過誤を起こす原因になる可能性は高い。ソコに、今回の「メディエーション」という手法をつかって積極的に対話を奨励してくことで安全文化の醸成が行われる。患者さん中心に、今やっていることが患者さんの為になるか?という問いかけは必要、というものでした。
    ギクシャクした人間関係があると、意思の疎通がとれなくなることはあります。そうそう、そのとおり!

誰から言われたわけでもなく、自分の意思で、わざわざ函館まで出かけた甲斐はあった…、と思います。
仕事は、ウィルです、っていい言葉ですね。