A社の常務だった人

だいまるコラム

20年くらい前にお世話になったA社の常務さんとお話しした事を思い出しました。

Kさんは、創業メンバーでA社の事をこよなく愛する人でした。

おはなしをしていても、それがひしひしと伝わってきます。

朝は、誰よりも早く出社して清掃から仕事の準備まで一通りのルーティンをこなすそうですが、その朝が、7時前(笑)と、早い。

もう習慣だから、といいます。

習慣にするためには、会社がスキ!だったんでしょうね。愛にも似たスキです。

結果会社は大きくなって益々繁栄。

周りの職員は、その時間の常務を知らないでしょう。

ビデオを撮って見せたいのは、私であって、常務ご本人ではない。

ヒトは、見える部分だけではないんだな、と思った瞬間です。

周りの人は常務(の見えない努力)を見えない・知らないが、

常務は、周りをしっかり見ている。

業務をこなしさえすれば、始業に間に合いさえすればいいと考えるのもひとつの考え方です。

でも、20年前にこの話を知ったわたしは、知ってたゆえに「この20年間」幸せだったと断言できます。

会社を大きく拡大することに幸せを感じない自分に気づいたのも、大きいところを知ってた故かな、と思っています。