事業としての 『 薬局 』

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事業家として、どんどん、ガンガン薬局を建てている知人を見ていると、どうもこれでいいのだろうか ? と思うことがあります。
それはそれで、私にはできない、すごい事なんですが、どうも自分がやろうとしている薬局とは乖離したものを感じます。

 

近年、調剤薬局はシステム勝負になっているところがあります。

間違わないための監査システム
出店の手法システム
調剤とレセコン入力が連動したシステム
さらには薬局の売買、買収システム
何もかもがシステマチックに粛々と進む。

マニアックな人たちが好みそうですね。

でもこれだけデジタル全盛の昨今でも、ヒトにかかわってくる部分、つまり感情や、情動の部分は、極めてアナログだと私は思っています。

その部分は、人間性や愛情や優しさが支配するところなのでシステムを作ってそれに従えば店舗展開ができて事業として薬局がなりたつか ? というと、うーん、どうでしょうね。

回りのニーズがそれを認めているかどうか、というとほんとはどうなんでしょうね…。

 

われわれの仕事は【 もう何度も言っていますが 】、サービス業ですから、ニーズを満たさなくてはいけません。
そのニーズは、社会のニーズであることはもちろんですけど患者さまのニーズを汲み取るということがまず最初だと思います。
患者さまが、なにを心地よいと感じてくれるか。
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華美な(こころやすまる配色といわれる)店舗、
ホテルのロビーのような居心地をうたう店舗…
お茶の接待つきの薬局、過剰な演出、お出迎え
お見送り。
根掘り葉掘りプライバシーを聞かれる入力システム。
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自分がただの人として、ただのお父さんとして薬局に行くなら、もっと居心地がよい・心地よい、と そう思えるような薬局を作ることが、私は好きです

2008.11.14