お金を借りる (資金調達) 2008. 12. 28改編

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Q:開設にあたりどんな方法で資金を調達しましたか

A:融資制度に着目しました。

まず、北海道の融資制度   こちら  のなかの事業活性化資金に『創業貸付』というのがあります。

これから新たに事業を始めようとする方や、事業を開始してから間もない企業の方が利用できる事業資金で、制約としては、銀行と保証協会と商工会議所の承諾が要ります。

私の場合は北海道庁の金融課に相談を申込み、今後の流れの説明を受けました。
商工会議所に申し込むと銀行を斡旋してくれますのでそこから話が始まります。
銀行が、いいといってくれないと、お金は借りられませんし、銀行は、保証協会の保証無しでは貸してくれません。

担当の方に、事情を良く説明して自分の置かれている立場を良く説明することが肝要です。

H 銀行の担当の方は実に良くしてくださいました。
いま振り返っても、よくよく好意的な対応をしていただいたものだと思います。

私の場合、すでにキャッシングで資金を調達し、事業を始めてしまっていました。ですから、この融資が受けられないとなると、撤退を余儀なくされ、さらに莫大な借金だけが残るわけです。これぞまさに、綱渡りです。

ほんとに砕けてはいけませんが、あたって砕けるつもりで事に当たることは、覚悟を決めるという意味からはお勧めです。

「行動を起こすこと」は「考えていること」とは違います。

事業としての 『 薬局 』

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事業家として、どんどん、ガンガン薬局を建てている知人を見ていると、どうもこれでいいのだろうか ? と思うことがあります。
それはそれで、私にはできない、すごい事なんですが、どうも自分がやろうとしている薬局とは乖離したものを感じます。

 

近年、調剤薬局はシステム勝負になっているところがあります。

間違わないための監査システム
出店の手法システム
調剤とレセコン入力が連動したシステム
さらには薬局の売買、買収システム
何もかもがシステマチックに粛々と進む。

マニアックな人たちが好みそうですね。

でもこれだけデジタル全盛の昨今でも、ヒトにかかわってくる部分、つまり感情や、情動の部分は、極めてアナログだと私は思っています。

その部分は、人間性や愛情や優しさが支配するところなのでシステムを作ってそれに従えば店舗展開ができて事業として薬局がなりたつか ? というと、うーん、どうでしょうね。

回りのニーズがそれを認めているかどうか、というとほんとはどうなんでしょうね…。

 

われわれの仕事は【 もう何度も言っていますが 】、サービス業ですから、ニーズを満たさなくてはいけません。
そのニーズは、社会のニーズであることはもちろんですけど患者さまのニーズを汲み取るということがまず最初だと思います。
患者さまが、なにを心地よいと感じてくれるか。
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華美な(こころやすまる配色といわれる)店舗、
ホテルのロビーのような居心地をうたう店舗…
お茶の接待つきの薬局、過剰な演出、お出迎え
お見送り。
根掘り葉掘りプライバシーを聞かれる入力システム。
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自分がただの人として、ただのお父さんとして薬局に行くなら、もっと居心地がよい・心地よい、と そう思えるような薬局を作ることが、私は好きです

2008.11.14