薬味文化

だいまるコラム

最近いったお鮨屋さんで思った事。

北海道の鮨屋さんって素材がうまいので余り手間ヒマかけなくても勝負できるって聞いた事があります。でも手間暇かけない素材なんてないわけですから(笑)、やっぱり鮨屋さん、皆さん努力のひとばかりですね。このお店もとてもおいしい。小肌も、鉄火も、大好きですから特にいつものと違った味を堪能しました。

鉄火巻き

鉄火巻き

ところで、薬味のこと。

本州のちょっとした食堂、うどん屋、ラーメン屋さんでもたくさんの薬味が並んでます。小葱、白ゴマ、紅しょうが、などなど。ほんとにたくさんの薬味が。

居酒屋の刺身にも、みょうが、ネギ、わさび、しそ、スダチ、カボスなどなど。

薬味のことを調べてたら、こんな立派なページもあったのでリンクさせてもらいます。

薬味は、それ自体はわき役ですが、主役の味をおおいに引き立てる引き立て役だと思うのと同時に、あればいい程度のものではないなと感じます。

さて、先程の鮨屋さん。

若い店主が、カウンター5席を守っています。

おいしいけど、刺身についてるわさびが業務用なんですよ(笑)。それはない。。。

北海道の(といったら語弊があればごめんなさい;わたしも北海道の出身です)薬味文化って浅いかもと思う経験をずいぶんしました。(23年前にニセコで食べた鍋もポン酢があったけど薬味が無かったなと妙に昔の事だけ鮮明におもいだしたりして)

インスタグラムで知り合いになった本州ご出身の方の昼食風景がこちらです。おいしそうなそうめん。そしてこの薬味!これが普通だそうです。やっぱり薬味文化って「文化」なんだなと思った瞬間です。

見よ、薬味文化

写真にカーソルを持っていくとコメントが見えますよ。

 

がつんと行こう

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最近のメーカー、ディーラーのセールスマンについて。

何か売りたいものが売れると、とたんにご無沙汰になる人が多いと思う今日この頃です。最近、買い物をしましたが、本当にうまくいっているか心配じゃないんですか?

  • 車のセールス、極端にそんな感じ。
  • 薬のMR=セールスなんて月末数字に困ったときだけ。
  • 家のセールスは、あまり関係ないかな。
  • レセコンのセールスはどうかな。
  • 調剤機器のセールスはどうだろう。

どうも、私が口うるさいせいでしょうかね(苦笑)。
そんなことで来なくなるセールスなら初めからいらないけど、そのあたりをうまくごまかすスキルにだけ長けたセールスって、不愉快ですね。

25年ほども前のこと。
アメリカの文房具店で、当時としては珍しい「絵と文字がかかれた付箋」を見つけました。そこに書いてあった一文は、当時なんちゃってセールスだった私のセールス姿勢にがつんと一発見舞ってくれました。

Good sales begins when the Customer said NO.

たしか、こんな感じだったと思います。

また当時、「できます、やります、ごめんなさいセールス」という手法も、売らんかなセールスの悪い例としてよく語られました。
わが社のこの機器は、アレもできます、コレにも対応しています、なんでもできます、やります。 しかし売れたとたんに、「ごめんなさい、実は…」というやつです。

Sales(売り上げ)の数字が上がって、信頼を失う。

売って終わるようなセールス(マン)はご免です。

私が近視矯正の手術をした病院は1?2ヶ月に一回 上手に個別名でメールを送ってきます。
いわく、手術をしたときからお付き合いが始まります。 優秀な車のセールスマンみたいです。

安い仕切り価格を提示できない薬を売っている、いわゆる卸のセールスさんも、毎回値段のことを言われたらイヤだろうけど、人間対人間の付き合いで商売が成り立つ以上、何ぼ文句を言っても真に正しくしつこいセールスさんから買う事になりますよ。

  • セールス接待の条件が厳しくなって幾久しいことですが、セールスは、接待費がなくなったら、ユーザーを接待するのをやめるんですか?
  • 優秀なセールスマンは、自分のお金を使うのではないのですか?
  • 私はよくメーカーさんや、ディーラーさんを会社のお金で接待します。これは、値引きを期待してだと思いますか?
  • 買うまでのしつこさと、買ってからのあっさりした態度をみーんな見てますよ。
    >To All Salesさん

売ってから、「このヒトはなぜウチの会社から買ったのか?」 を考えないセールスマン、あるいはそんな気質の会社は自然に淘汰されていくでしょう。

翻って、私たち薬局も明らかにそうですから、相当気をつけなければいけません。門前薬局なんだから患者さんが来るのが当たり前と考えた瞬間、淘汰される権利を得たことになります。
『おめでとうございます、だいまる薬局さま、ついに淘汰される特別の権利を得られました?』
実際、分業先進地の長野県上田市では、門前薬局が簡単につぶれる風土・カルチャーだそうです。

さて、私がなんちゃってセールスマンの時代、よく言われた言葉です。

  • 売れたのと、売ったのは違う
  • 製品が悪いんだから、セールスの力で売れ
  • 売ってから、フォローしろ

がつんと行きましょう! 野村元監督も言っているそうですね、「敏感であれ」と。 「気づきのある奴は違う」と。