函館の有名な観光地近くの総合病院 『 G 病院 』 の門前薬局で働いていたことがありました。
タイトルは、そこの店長さんが私に言った言葉です。この方は、世間では立派な方と言うことで通っておりましたが、私の 「 偏見を持った眼 」 には
精神的に悩みがある方に違いないとうつっておりました。
私が思う店長さん像とは、
経営者の代理者として、会社のことを考え、
そこに働くひとびとの事を考え、日々忙しさの違う時間帯で、
人員の配置や、在庫の事や、こまごまとした調整に腐心するものです。
それは、「 店長になりたい 」といってなかなかなれるものではありません。
雰囲気作りに心を砕き、全ての責任を自分のものと受け止める 『 リーダー 』 であることを要求されるのですから、大変です。
—冒頭の薬局を辞めてから5年以上たつわけですから、私も執念深いのかもしれません (^^)が、もう少し書きます—
リーダーとしては、致命的なのは、上にへつらい、下に思いやりが無いということです。
また、手元を見すぎるあまり、全体の流れを見落とすことです。
これを繰り返すと、
「 そんなに暇だったらメシでも入ってください 」 という発想になるのでしょうね。
でも、それは、全くダメです。薬剤師である前に、店長である前に、そもそも人間としてダメです。
少なくとも私の基準では、ネコ以下だと判断します。
それなりの経験、それなりの年齢、それなりの給料。
でも、それでリーダーシップはとれません。
自分中心で物事を考えていてはリーダーにはなれません。
そして、リーダーには、トレーニングが必要です。
自分に課す負荷が他のヒトとは違うと思います。
最近、このホームページをみて 「 自分の経験だと調剤薬局で、いくらくらい給料をもらえるか 」 という問い合わせをいただきました。
薬剤師なら誰でも(ネコ以下でも)ほしい調剤薬局において、センセイ、センセイと、ちやほやされることに抵抗がなければ、相場以上の給料をもらえます。
でも私は、
リーダーシップがとれない薬剤師は所詮いいように使いまわされて利用されるのがオチではなかろうか
といつも思っています。
だから、今いるところで、辞めずにリーダーとなってみてはどうだろうと思いますし、
やってから、業務に意見が反映されないという文句を言ってほしい。
転職や、辞めることの意義をもっと考えてほしいですね。
苦労は買ってでもしろ、
自分にプレッシャーをあたえろ、
責任を負え、
率先してやれ、
これが自分を育てる力になるわけです。
私のサラリーマン時代に、その原動力が、年齢や、経験じゃないということがわかっただけ幸せです。
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