(注:2009年 コンテンツ引越しのため、古いものをせっせと移し替えています)
記念すべきコラムの出だしです。
ホームページに文章をアップするということはとても緊張しますね。
今回は『 調剤薬局とは 』という自分のこだわりを書いてみたいと思います。
皆さんは調剤薬局って何?という問いかけに対してどんな答えを期待されますか。
私はもちろん薬剤師ですから調剤薬局は処方箋をお預かりして調剤するところであると思っています。
それと同時に調剤薬局はサービス業であるという確信をもって仕事をしています。
では、サービス業とはいったい何をさしているのでしょうか。
私は自分が商売をしている家で育ったせいか、
よくわからないのですけど、このあたりに
とても 『 こだわり 』 を持っているような気がしています。
<サービスとは>
私は 『 サービスとは、受け手がそれをしてほしいであろうことを先回りして考え、してあげること 』 と定義されると思います。
調剤薬局においても、受け手である患者さまが、
- 今何を思っているか
- どうしてほしいか
を考えることから始まります。
患者さまは、なにも好き好んで調剤薬局の待合室にいらっしゃるわけではありません。きっと射るような視線でこの人に任せて大丈夫だろうか?と思いながら待っているはずですし、まだできないのか?と思っていることでしょう。
我々スタッフの表情や態度や言葉がけを気にしながら待っているはずです。もし自分が待たされる立場ならどうだろうということをよく自問します。
調剤薬局におけるサービスとは、コンピューター化された設備でもなく、華美な内装でもなく、ただただスピード早く薬を作ることで患者さまを待たせないということでもなく、患者さまに対してほんのあたりまえの心配りや、気配りができて、この薬局のスタッフが作った薬なら気持ちよく飲めるという安心感を与えることに他ならないのではないでしょうか。
2003.07.17