2003.10.01
これは薬局にお勤めの方しかわからないことばかもしれません。「零売」とは薬局間で薬を薬価(薬の公定価格)で融通しあう制度のことです。
多くの薬局は、いつもよく出る薬を常に在庫して用意しておきます。
たまに出る薬は、その都度問屋さんから購入するか、または他の薬局から「零売」で調達します。
零売の場合は半端な錠数でも買えるので、多くの薬局がお互いに利用しあいます。
日常業務に忙しい薬局のごく一部には、時間を決めたりしてこの零売を後回しにすることがあります。
外来で来局する患者さまが優先だからです。
でも、ちょっと工夫すれば後回しにする事は無いのに…、と私は常に思っていましたし、以前薬局長をしていた薬局ではそれを実践していました。
同業のために利用されるべく出来た融通の仕組みです。
気持ちよく利用しあいましょう。
当薬局では、零売は営業時間内ならいつでも余裕を持って(やはり笑顔で)対応させていただきますのでどうぞご利用ください。
後回しにされたら、嫌なのは患者さまだって、私たちだって、ですから。