薬剤師免許が更新制になったら…

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2009年4月から、教員の免許について更新制が実施される事になった、とテレビのニュースでやっていました。
私は【認定】薬剤師になりました、と報告しましたが、このニュースを見て頭に浮かんだ言葉は【暫定】薬剤師でした。

もし薬剤師免許に更新制が導入されたら、大変な事になりますね。

花嫁道具の一つとか、食いっぱぐれが無いようにとか、世のお父さんお母さんが一生懸命働いたお金で大学を出してもらったはよいけれど薬剤師資格を使うような仕事に就職もせず(わたし?)、
さらには、薬科大は出て薬剤師国家試験の受験資格は有るけど受験しなかったり、何回か不合格になってもう受験そのものをあきらめたり、なーんて言うような不埒な輩はもうどうしたらいいんでしょう。

そもそも、薬剤師資格があれば食うに困らない、なんて考えが甘いと思うのは私だけでしょうか。

実際には、薬学部を卒業して、国家試験を受験し資格を取ったけど全く実務についていないで十数年、そろそろ資格を生かして仕事をしてみようかなー、なんていうほど薬剤師の仕事はユルユルではないんです。

  • でもそれがまかり通ってしまう現実。
  • いきなりポンと入って時給2000円以上もらえてしまう現実。
  • 協調性のかけらが無くても薬剤師だから、とちやほやされる現実。
  • 白衣を着たら別人になれたかのように振舞っても文句を言われない現実。

念のため、弱小弊薬局はそれほど時給を高くは出せませんが…、もし薬剤師免許にも免許更新制が導入されたら、やはり大変な事になりますね。

教員は教員免許があっても採用試験に合格しないと先生になれません。
しかーし、薬剤師は薬剤師免許があれば、電話一本、大先生として採用、です。

そこまでは、まあいいとして、
タンスに免許をしまったままの薬剤師
免許と関係ないことをして生計を立てている薬剤師
これはどうでしょう。

そもそも、教員免許更新制では、更新講習というのがあってそれをうけられるのは現職教員と内定者のみだということですからこれを薬剤師免許更新制に置き換えたら、更新資格さえないという薬剤師がたくさん出てきます。

つまり、一時免許が失効してしまうわけです。
これを回復する手段などを考えると、
薬剤師よ、免許を使わないのは、まずこれは罪だと思いたまえ。
お父さんお母さんに申し訳ないと思わないのか (笑) ということです。

 

今回の改正教員免許法は免許更新制の狙いを、教員の資質・能力のリニューアルとしているそうです。いずれ、薬剤師もそうなる日が必ず来るような気がします。
資質、能力のリニューアルをしない薬剤師は「暫定薬剤師とか「剤師とか言われちゃうんでしょうね。
免許にあぐらをかいているあなたは、特に気をつけなくてはいけません。