毎年5月1日は、やはり特別な思い入れがあります。
開業に気負っていたのでしょう。
わずかな枚数の処方箋を調剤して家路についたのは23時を優にまわっていました。
交渉を人任せにしていたため、未だに釈然としない、開業後2ヶ月めの店舗移転。
開業したはいいが、資金が 「 みるみる減っていく 」 恐怖と不安におびえた最初の半年間でした。
4年たっても、未だにいろいろな書類に 『 開業何年何月 』 と書くことがたくさんあり、そのたびにどれだけ時間が経過したかを知ります。
- 薬局の開業なんか簡単だ ! と一瞬でも思っていた私自身を振り返るにつけ、4年間過ごした大変さと比べ、なんと世間を知らなかったのか、と恥ずかしくなります。
- 信用なんて、自分にはある !? ?と一瞬でも考えていた自分は、お金を借りたくても借りられない現実や、はんこを押すときに求められる保証人の欄を途方にくれる思いで見ていました。
- スタッフを雇うことなんか何とかなるさ ! とたかをくくっていたとき、人をつかうことは給料の額面だけを考えていればいいのではないということを大いに知らされました。
- チャンスはいつでもめぐってくる ! となんとなく待っていたとき、次に何かをやろうというのは、自分の意思だけではできないことと、チャンスとリスクは紙一重であることを思い知らされました。
この5月2日、はじめて4周年記念と銘打った食事会を、お客様も交えて行う機会を得ました。
いままでやりたくてもできなかったし、「 何周年 」 を振り返る余裕もありませんでしたので私自身にとっては感慨深い会でした。
写真は、5月1日付けで札幌中央労働基準監督署に届出た就業規則届です。
社会保険労務士 山本和紀事務所 の協力で4月末に完成しました。
社員はいつでも閲覧できます。
小さい会社でも、「 きっちりしたい 」 とおもっております。
2007.05.07