緩和ケアに理解がある薬剤師の募集要項

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北海道函館市の病院の薬剤師募集をみました。?

( 弊薬局の募集ではありませんが、弊薬局のホームページを閲覧していただいている方に広く知っていただこうと思い、独断で、載せました。)

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函館おしま病院
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薬剤師の免許をお持ちのかたで、病院理念と取り組みに共感して仕事ができる方を探しているようです。

ホスピスがある病院です。
麻薬の取り扱いが、多いでしょう。
くすりの管理もきっと、大変でしょう。
お年寄りがたくさん入院されている病院と違って、処方される薬も症状に応じて細かく変わるでしょう。
退院の目途が立たない患者さまだっているに違いありません。

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弊社の薬剤師募集と共通していえることは、

1) ヤリガイとは、病院が、薬局が、会社が、与えてくれるものとは限りません。
2) ヤリガイを、与えられるものだと勘違いしている薬剤師には向かない職場だと思います。
3) また、働くことの将来展望をお金に換算する人にも向かない職場だと思います。
4) でも、病院には、病院でしかできない仕事があると思います。

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ぜひのぞいて、みてください。
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リンクが早めに切れてしまうこと? ( つまり薬剤師がさっさと決まってしまうこと )? を願っています。
こちら

2008.10.02

医療法人敬仁会 函館おしま病院理事 長浜さん

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7年ほど前の2001年、現函館おしま病院理事 長浜康平さんと初めて会いました。渡島病院から、函館おしま病院へと組織が変わっていく過渡期でした。

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現院長の 「 ホスピスを函館に作る 」 という強い想いのもと、長浜さんの果たした功績は、あまりにも大きく、あまりにも素晴らしいものでした。

私がかかわったのは枝葉のほんの切先にすぎませんが、長浜さんが関わったのは、大きな幹の部分でした。時にうらやましくも、自分にはできない実務でのご活躍でした。

事務長として、どんどん辞めていく旧職員の退職金の手当てや、病院組織の改革、病院機能評価受審の準備、補助金の交渉などなど、その忙しい仕事ぶりは、将来へ道筋をつけるという信念があればこそ成し遂げられたものだったと確信しています。

体調を崩した連絡があり、先日、5年ぶりにお見舞いと称して、お顔を見ることができました。

私がお見舞いに向かったのは、ご自身がバックアップして作り上げたそのホスピスです。

開口一番、『もっと前にはいっておけばよかった。自分がかかわったホスピスに入るのは、はばかられた。
でも体調が本当につらかった。 病院の理念『 癒し癒される心からの医療』については、自分がこのホスピスに入って、はじめて 「 癒される 」 、ということがわかった。 』 と、こうおっしゃいました。

前日まで、痛みで食べ物も食べられず起き上がることさえできなくなっていたのに、このホスピスの痛みをとる技術、癒しの心は本物だ、と手放しの褒めようでした。
実際、長浜さんと話ができた小一時間の間、満面の笑みを通してくれました。
その笑顔は、快復への少なからぬ期待を感じさせるものでした。

癒されたのは、こちらかもしれません。
その長浜さんが、
本日 2008年7月23日水曜日 眠るように息を引き取られたという連絡が、先ほど入りました。

謹んでここにご冥福をお祈り申し上げます。

長浜さん、お疲れさまでした…
ゆっくりお休み下さい。

2008.07.23