薬剤師って今はバブル景気だね

だいまるコラム

薬局をやっている経営者が一番辞めたくなるときって、募集しても薬剤師が入ってこないときなんだって。そうやって、煽って薬局を売らせようと、がんばっている会社もある。なにが商売になるのかわからないものです。

今回は、私も、ちょっと困りました。

そんな時、薬局に薬剤師を紹介したり、派遣したりする会社がたくさんあります。でも、お支払する対価が結構お高い。ずっとそれを苦にしていたんですけど、人員を雇うための経費だよ と、あっさり、とある成功者の方に言われて開眼した次第です。

卒業が決まった薬学生の話をきくと、いろいろな給料に関わる緒条件の中からそれこそBESTの条件を出してくれるところにしたよ… のような状況みたいです。しかも、ひとりの薬剤師に募集が3?40件(笑)。

間違って逆に取られたらどうしよう。ひとりの薬剤師に、3?40軒の会社が群がってるってことですよ。

こりゃ有頂天になってオイラは医者と対等だ!とほざく薬剤師が出てきてもしょうがないかな。。。

経験のない人を甘やかすのはどうでしょうね。

でも、同じ条件だしたら、甘やかしてくれる方に行くんだから、これは、勝負にならない(笑)。

うちの薬局は、三匹の子豚の寓話でいえば一回目くらいで吹き飛ぶような小さな会社ですけど、何かいいところないかな。

(自虐ネタとして) 社員を甘やかすところかな。

こんな社員には、来て欲しくないという定番のページもありますが、宝物は今いるスタッフ。そして、10年かけて作り上げてきた『 ワシズム 』。患者さんの方向をいつも見て、サービスをしっかりするという基本を守れること。違法な事、イレギュラーなことに抵抗する信念。患者さんのためになっているという実感ができる環境。

ほかにも、厚かましく書こうとすると結構出てきそうなので自粛しますけど、休みがきっちりとれる環境を、この私が休みたいゆえに(^.^) 作ってきたこと!

薬局や病院などの医療職種で有休をしっかりとれるところがどれだけあるか。。。

『 証拠もない自慢の実績 』ですけど、この10年間で休みを取りたいと言われて嫌な顔したことないです。
これからは自信ないですけどね(笑)。にっこり笑って、ダメ!みたいな。。。
縁を大事にしていきたいです。

緩和ケアに理解がある薬剤師の募集要項

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北海道函館市の病院の薬剤師募集をみました。?

( 弊薬局の募集ではありませんが、弊薬局のホームページを閲覧していただいている方に広く知っていただこうと思い、独断で、載せました。)

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函館おしま病院
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薬剤師の免許をお持ちのかたで、病院理念と取り組みに共感して仕事ができる方を探しているようです。

ホスピスがある病院です。
麻薬の取り扱いが、多いでしょう。
くすりの管理もきっと、大変でしょう。
お年寄りがたくさん入院されている病院と違って、処方される薬も症状に応じて細かく変わるでしょう。
退院の目途が立たない患者さまだっているに違いありません。

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弊社の薬剤師募集と共通していえることは、

1) ヤリガイとは、病院が、薬局が、会社が、与えてくれるものとは限りません。
2) ヤリガイを、与えられるものだと勘違いしている薬剤師には向かない職場だと思います。
3) また、働くことの将来展望をお金に換算する人にも向かない職場だと思います。
4) でも、病院には、病院でしかできない仕事があると思います。

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ぜひのぞいて、みてください。
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リンクが早めに切れてしまうこと? ( つまり薬剤師がさっさと決まってしまうこと )? を願っています。
こちら

2008.10.02

自分は仕事ができると思っていませんか?

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オレがオレが、ワタシがワタシが、と自信たっぷり、ヒトの批判は完璧で、積極的なのはよいけれど、結果が全然ついてこないというお粗末な話、身の回りにありませんか ?

自分は数限りなく(笑)転職を繰り返しましたが、
周りが物足りなく見えることがたくさんありました。

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コレは、反省です。
自分が 『 できる 』 と思っていたから。
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実際には、「周りが」物足りないのではなくて、
足りないのは、自分の経験と思慮、知恵、なんですよ。
そんな場数を繰り返した自分で言うのもなんですが、
そんなときは周りから本人は浮いてます

周りが見えなくて、周りとのバランスがとれないのだから、まあ、浮いて当然なのですが、当の本人にはわからないというのがこの話の肝(キモ)です。
テレビのバラエティー番組を見ていると、ほぼ全問不正解でトンチンカンな回答を繰り返すのだけど、自信たっぷりで、滑稽な感じを与えてくれるバラエティー番組の出演者、に似ています。
いったい、あの自信はどこから出てくるのだろうかというのは、両者を見て共通する疑問です。

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6年前にパートで勤めた地方の薬局の事務職員にこんな子がいました。

患者さんが入ってくると、(そこは新患が多いのですが)、ぶっきらぼうなもんきり口調でこれに書いてください、と問診表を与え、あとはかけてお待ち下さい、と言い放ちます。

アレが出ていないコレが出ていないという患者さまにはまるで文句を言うな口調で対応。

時間がかかる、軟膏の予製と容器詰めは、おおよそ、その作業中社長の噂話で終始します。

料金計算は確かに速いけど、接客はお粗末。
感情をすぐに表面に出し、足音が大きくなります。

そして、薬局の狭い空間を肩で風を切るような身のこなしで動き回ります。
患者さんで薬局が混んで来るとやり放題の散らかし放題に。
錠剤の輪ゴムのかけ方も雑になるし、ひとの話は聞けなくなるし、思い込みで動くし。

本当のところは、仕事ができるのではなく、
仕事ができると思うことができる人、でした。

でも自分というものが、かわいくて、仕事ができるという、【 プライド 】 だけは異常に高いのですね。

当時この薬局で私がパート薬剤師をしていたのは16時から20時過ぎまででしたが、ここで仕事をすると、その反動で消耗しました。

しばらくして彼女は、自分はこんな安い給料でこんなところにいる器ではないと思ったようです。
(口に出して言ってましたね)
しかし、自分がやめたらこの薬局の仕事は成り立たないし ( 苦笑 )、といいます。

結局、社長に辞めてやると話したら、慰留されるどころか、すぐに辞めてもよいと喜ばれてこの話にオチがつきました。
いざとなると、ちょっとショックだったようです。

安くても正職員でしたから。
当時もいまもこんなご時世ですしね。

自分は仕事ができると思っていませんか? ?

もし、そんなことを思っているなら、笑われますよ。

若いうちの転職なんて、たいしたものを持って歩いちゃいないんです。
謙虚に、反省や調和という言葉を携えて仕事をしたとき、やっとご自分の周りから、
あのひとは仕事ができるよねという評価を頂戴できるようになるんです。

そんなご褒美のような評価が得られるまでは何歳で転職しても新卒と同じだと思うような謙虚さが必要ですね。

私は、今なら、転職しても、もっとうまくできると思うんだけど
これから先の人生においては転職はしないように心がけます。

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2008.08.06

人間関係その他で会社を辞めたいと思ってる人へ

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新年度になりました。

毎年たくさんの学生や、また転職組などが新しい職場でスタートを切る時期ですね。
すばらしいことだと思います。

だいたい2-3週間も経つと、多少なりとも慣れてきて、
周りの風景も見えるころ、でしょうか。

ヤリガイを背中に生えさせた一部のひとをのぞくと、
こんなことを考え始めます。

ああ、つまんない
先が見えた
ここは居場所じゃないかも
やってらんない

コレ、昔の、わたしですか ? (^^)
ほとんどの人は、だいたい思うように行かないことを
人のせいにしますから、自分の事として考えない傾向がありますね。

つまり、こうです。

あいつが原因で、あいつのせいで、自分の仕事がうまく行かない。

それで、この状態が続くと、このあとしばらくして会社を辞める、ということになるわけです。

私の場合は、初めての就職から辞めるまで14ヶ月でしたから、
ある意味でわりと順調に辞めるに至った:-)ケースでしょうか。

でも、その14ヶ月の間に、自分が何ができたかを振り返る余裕が、おじさんになった今の自分にはあります。

どうだったか。

じつはですね、何もできなかった。

さらに自分が欠けたら会社は困るだろうとほんのちょっとでも思った自分の浅はかさや、わたしが辞めても、なにひとつ困らなかった会社の現実というものを、思い知らされたわけです。

会社は、そのポジションに本当にあなたが合っているか、なんて思ってはいません。
まして新卒ならなお更、そんなこと、ワカルワケナイじゃないですか。

会社にはたくさんの立場や、ポジションといわれるものがありますから、
いかに適材適所、少数精鋭などといっても限度があるのです。

会社がそんなあなたに望むことは、粘り強くそのポジションで工夫してくれる忍耐力。
(念のためにいいますが、私にはその粘りはなかったですよ)

粘り強くその職に当たる人を、時期が来て会社がほうっておくわけがないのですが、
そのガマンができなくて

  • 職があわないとか
  • 人間関係があわないとか

言い出す。

何かの本で、人間国宝みたいな方が、おっしゃってました。

  • 自分にその職がむいてるか、あってるかではなくて、
  • 自分がその職や仕事にあわせる事が大切だ ! と

小さな工夫が必要です。

仕事を面白くする工夫が必要です。

きっと運が向いてきたと思う時期が来ます。

人生は波です。
うねりです。
いつまでも同じ状態じゃないです。

イイコトが必ず来ます

どんとこい ! と思って続けてみてください。

他力本願でなはく、自力本願で行きましょう !

2008.04.22

会社を辞めるということ

none_img_column?? ? 2005.03.05

今まで 何回も会社を辞めました 。

1986年春、初めて勤めた会社を辞めると言うことを上司に伝えました。
初めてやめる事を経験したことで、感情があふれて涙、涙…。
今では考えられないほど純粋だった自分がいました。

米国からの輸入商品を扱う会社でした。
輸入した製品を日本のユーザーが使えるようにしていくことが仕事でした。

仕事はとても楽しかったのですが、初めての人間関係や、同族会社としての経営体制などが気になって、「長くは勤められないなー」と漠然と思ったものでした。

いい上司か、悪い上司か、いい会社か、悪い会社か。
今考えると、自分にとって、居心地が悪いだけだったのかもしれません。

やめることが決まっていたのは、次に行く会社が決まっていたからです。
もちろん、当時は準備万端整えてというわけにはいきませんでしたが、当時扱っていた商品の競合メーカーから幸運にも声がかかって、自分の中では少々浮かれ気味の転職でした。

次の仕事は、米国で製造された商品を日本法人が販売する形だったので、商品の未熟さを除けばあまり不満はありませんでした。
ただ、社会に出て2年ほどのわたしの経験の浅さでもわかる「商品の未熟さ」はいかんともしがたく、営業力で苦労しながらの販売でした。

前述の、初めて勤めた会社で扱う商品も 「 ライバル 」 として頑張っていましたが、そうこうするうち自分では今まで経験したことがないダイナミックな動きが本社で起こったのです。
M&A「企業の合併と買収」により、アメリカの本社が、その競合会社を買収してしまいました。

ここまでは、よくある話なのですが、自分にとって、あまり無いであろうと思われるのは、ここからです。

何を思ったか、私の転職先である日本法人の上層部は、元の私の上司をヘッドハンティングして受け入れてしまったのです。

当時、はっきり言って「一緒にはあまり働きたくない」と思って初めての会社を後にし、数年働いたところに、その「元上司」は、私のいた事業部の事業部長としてまた「上司」になって来たのです。

まさに、サラリーマンは、上司を選ぶことができない ! を地で行った話です。
さすがにこの話題は「赤い糸伝説」と呼ばれ今日、当時を知る人の間では、笑い話として伝えられています。

会社を辞めると、何かが自分の中で変わると勘違いしてしまうんですね。
また、何か自分の周りも変わって良くなると。
その「勘違い」になかなか気づかないまま転職を繰り返すことが多いわけです。

つまり、自分が変わらないまま、器 ( 会社 ) を変えても同じことが起こってしまう。早く気づきたいものです。当時も、ああ、彼は「外資渡り」だからね?、なんて話をよく聞きました。
イケイケどんどん、の時代は転職のたびに給料も上がるし、また、そんな転職を選べました。
振り返って、薬剤師も、薬剤師バブルと呼ばれるくらい需要のほうが大きいので引く手あまたの時代がありました。
ついこの前まで過ごした函館も、そんな地区のひとつです。(函館薬剤師会の方、ごめんなさい

でも時代は変わりますよ。
品質が本物かどうかが判断の基準になるし、なぜ、やめたのかも評判になる。
もっともこれは、雇う側も、雇われる側も同じですけどね。

 

いったん辞めると決めたら潔く辞めること。

 

辞めることを給料をあげる手段として使うなんてもってのほかですし、自分の代わりがいなくて困るんじゃないか、なーんて思うくらいなら 「 そんな仕事を自分がしているか 」 どうかを考える謙虚さが必要。
また「クビ」といわれたら引きずらない。いずれも自分が辞めることに当たって持ってきた哲学です。

 

いやなら辞めろ、辞めないなら何かを変えろ。

 

それでもどうしても辞めたい人は、 「 次の会社に初めて出勤する日の朝 」 の自分を想像してみてください。

スキップしてしまうほど楽しい気分になれそうなら、その転職はOKです。
辞めることを人のせいにしていると、私のように赤い糸体験をしてしまうかも知れませんよ。