人間関係その他で会社を辞めたいと思ってる人へ

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新年度になりました。

毎年たくさんの学生や、また転職組などが新しい職場でスタートを切る時期ですね。
すばらしいことだと思います。

だいたい2-3週間も経つと、多少なりとも慣れてきて、
周りの風景も見えるころ、でしょうか。

ヤリガイを背中に生えさせた一部のひとをのぞくと、
こんなことを考え始めます。

ああ、つまんない
先が見えた
ここは居場所じゃないかも
やってらんない

コレ、昔の、わたしですか ? (^^)
ほとんどの人は、だいたい思うように行かないことを
人のせいにしますから、自分の事として考えない傾向がありますね。

つまり、こうです。

あいつが原因で、あいつのせいで、自分の仕事がうまく行かない。

それで、この状態が続くと、このあとしばらくして会社を辞める、ということになるわけです。

私の場合は、初めての就職から辞めるまで14ヶ月でしたから、
ある意味でわりと順調に辞めるに至った:-)ケースでしょうか。

でも、その14ヶ月の間に、自分が何ができたかを振り返る余裕が、おじさんになった今の自分にはあります。

どうだったか。

じつはですね、何もできなかった。

さらに自分が欠けたら会社は困るだろうとほんのちょっとでも思った自分の浅はかさや、わたしが辞めても、なにひとつ困らなかった会社の現実というものを、思い知らされたわけです。

会社は、そのポジションに本当にあなたが合っているか、なんて思ってはいません。
まして新卒ならなお更、そんなこと、ワカルワケナイじゃないですか。

会社にはたくさんの立場や、ポジションといわれるものがありますから、
いかに適材適所、少数精鋭などといっても限度があるのです。

会社がそんなあなたに望むことは、粘り強くそのポジションで工夫してくれる忍耐力。
(念のためにいいますが、私にはその粘りはなかったですよ)

粘り強くその職に当たる人を、時期が来て会社がほうっておくわけがないのですが、
そのガマンができなくて

  • 職があわないとか
  • 人間関係があわないとか

言い出す。

何かの本で、人間国宝みたいな方が、おっしゃってました。

  • 自分にその職がむいてるか、あってるかではなくて、
  • 自分がその職や仕事にあわせる事が大切だ ! と

小さな工夫が必要です。

仕事を面白くする工夫が必要です。

きっと運が向いてきたと思う時期が来ます。

人生は波です。
うねりです。
いつまでも同じ状態じゃないです。

イイコトが必ず来ます

どんとこい ! と思って続けてみてください。

他力本願でなはく、自力本願で行きましょう !

2008.04.22

もし、免許が無かったら…

none_img_column?  2005.03.10

このホームページを見てくださる方のなかには、免許証 ( 国家資格 ) を使って仕事をしている方も結構いらっしゃるのではないかとおもっています。
私が個人的に知っている、医師、歯科医師、薬剤師、看護士、鍼灸師の有資格者の方々なども見て下さっているはずですが、特定の〇〇さんに向けての話ではありません(^^)。

みなさんは、あまり、『 もし 』を考えることって無いでしょう。考えたとしても一般に「もしも」というのはあまり前向きな話でなかったりしますね。

でも、あえて、もし自分が免許に頼った仕事をしていて、その免許がある日無くなったら、いったいどうやって暮らしていけるか、また、どんな仕事ができるか。
つまり、つぶしが利くかどうか。
そんなことを考えたことはありますか?

私たち薬剤師を例にとると、

  • 「調剤行為」
  • 「投薬行為」
  • 「薬歴管理業務」

これらができません。薬局の開設者はできても、管理者を他にたてなければいけません。つまり、経営はできても運営はできないことになります。

包丁一本さらしに巻いて?ではありませんが、

「もし、あなたから、今、メシの種であるところの、その、さらしに巻いた免許証を取り上げたら、何が残りますか?」

免許の存在自体にあぐらをかいた他力本願的な仕事をしていないか、省みることは、ギョウカイ人たる医療機関に勤める人にとってはちょっとは意味のあることかもしれません。

特に薬剤師は、自分の免許を使って独立開業できる数少ない業種です。あなたが、もし、独立なんてコトをちょっとでも考える人なら、免許に頼る仕事をしていないかどうか、考えてもいいと思います。

何から何まで一人でやる覚悟なくして独立はありえないし、他力本願の体質ではなかなか。。。さらに申し上げると、薬剤師として「他力本願」的な仕事をしていては、「つぶし」はなかなか利かないものです。
店舗をきりもりする、ということは、ほかの仕事でつぶしが利く『ノウハウ』がたくさん詰まっていますが、「求めない人」にとっては、

  • まさに宝の持ち腐れ
  • 豚に真珠
  • 猫に小判
  • 馬の耳に念仏。

その「求めない人」の例として、調剤だけやっていればいいんだという薬剤師にもよく会いました。しかし、考えてください。すしだって器械が握る時代ですから、調剤ロボットができたらいったいあなたの仕事は何ですか? それでも薬剤師としてやっていけますか? って話になりかねません。
独立」というのは、このホームページのテーマのひとつですけど、免許に頼らない仕事をしている人には、必ずチャンスが巡ってきます。

たまに、だいまる薬局を手伝ってくれる私の大学時代の友達にS君がいます。大手の調剤薬局チェーンに勤める彼の仕事は、まさに免許に頼らない仕事だと思いましたのでここで紹介します。
とかく「手伝い」に来た店は、所詮手伝い気分になりがちなものです。しかし、彼は、自分の店のように慈しみ愛しむ「姿勢」なんです。投薬、薬歴、在庫、突発的な出来事への自主的な対応、患者さんへの真剣な気配り、清掃。おおよそ「やって」といわなくてもやる「姿勢」に私は感動し、なぜ ? と問いかけました。

その時の彼の言葉がすばらしかった。

「独立し、自分の店をやろうとするくらいの気構えの人間が、コレくらい言われなくてもやるようじゃなかったらオワッテルでしょう」
作業をしても給料はもらえるはずですが、しっかり自分で考えて仕事をしています。

チャンスは彼に微笑むはずですし、求める人には「必ず」与えられるでしょう。

もし、免許が無かったら… とは、免許が無くても通じる仕事をしているかどうかということなんです。

薬剤師の草冠(クサカンムリ)を取って、 『 楽剤師 』 を名乗ったほうが似合っているような仕事をしていませんか ?
問題意識はそう簡単には芽生えませんが、自分に負荷をかけるトレーニングで今なら間に合う人がたくさんいるはずです。