緩和ケアに理解がある薬剤師の募集要項

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北海道函館市の病院の薬剤師募集をみました。?

( 弊薬局の募集ではありませんが、弊薬局のホームページを閲覧していただいている方に広く知っていただこうと思い、独断で、載せました。)

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函館おしま病院
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薬剤師の免許をお持ちのかたで、病院理念と取り組みに共感して仕事ができる方を探しているようです。

ホスピスがある病院です。
麻薬の取り扱いが、多いでしょう。
くすりの管理もきっと、大変でしょう。
お年寄りがたくさん入院されている病院と違って、処方される薬も症状に応じて細かく変わるでしょう。
退院の目途が立たない患者さまだっているに違いありません。

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弊社の薬剤師募集と共通していえることは、

1) ヤリガイとは、病院が、薬局が、会社が、与えてくれるものとは限りません。
2) ヤリガイを、与えられるものだと勘違いしている薬剤師には向かない職場だと思います。
3) また、働くことの将来展望をお金に換算する人にも向かない職場だと思います。
4) でも、病院には、病院でしかできない仕事があると思います。

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ぜひのぞいて、みてください。
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リンクが早めに切れてしまうこと? ( つまり薬剤師がさっさと決まってしまうこと )? を願っています。
こちら

2008.10.02

医療では誰が顧客か

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ずっと疑問に思っていたことでした。

 

サービス業ではお客さまがいて、お客さまに思いを馳せてあれこれと動く。

これが普通の話です。
医療だってサービス業ですとは言ったもののお客さまって誰のことなんだろう。
そんな事がわからなかったんです。

試行錯誤の中で、「お大事にどうぞ。ありがとうございます。」
と言ったこともありました。でもなんか変でした。

私としては、数ある調剤薬局の中からウチの薬局を選んでくださってありがとう、というつもりでしたが、患者さまが具合悪くなって病院にかかって、院外処方箋をもらって調剤薬局へ行き、そこで「ありがとう」では、

『私が病気になってつらいのに、この白衣を着た薬剤師はニコニコしながらありがとうといっている。これではまるで自分が具合が悪いことでコイツを喜ばしているみたいだ』

と思われても不思議がないことなんですね。

そんなとき、ある勉強の場で、「患者さまは、つらくて病院にかかるわけですから、やはりお客さまではありえません。顧客はその患者さまを取りまく周辺の人々です。」と発言された看護師さんがいて、私は今までの疑問が氷解するような思いがしたことを覚えています。

患者さまがつらい思いを話してくれたときはつらい思いを共有・共感し、しっかりとその思いに耳を傾けて聴くことを大切なことと教えてくれた友人医師がいます。
まさに病医院と調剤薬局は同じ患者さまに接するわけで、患者さまが主役たりうる環境を作るのは薬局も同じなのです。

ついこの前まで、顧客として患者さまを見てきた自分を反省しつつ今、この文章を書いています。

2003.07.24