リースとレンタルと割賦のちがいについて 2009.1.4改編

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Q:資金調達の方法として、リースがありますが、レンタルとの違いを含めてどんなものか教えてください。

A:個人で、薬局をやるときはお金が無いものです。

お金が無い。このことが事業を起こそうという原動力になることもありますから、お金が無いことが悪だとばかりは言い切れません。

そもそも、今までサラリーマンだった人間が1000万単位のお金を持っていることがおかしい。

ぜったいおかしい(^^)です。

確かに、持っている人もいました。でも、きっと、家の中に家具は揃ってないし、車も15年は乗っているに違いありません。つまり生活が慎ましやかで、辛抱なのです。

そんなひとは無借金で薬局ができますからこの記事は読まなくていいはずです(笑)。

さて、本題です。

お金が無い人は他人の資本をつかいます。
銀行融資、国民金融公庫、ですね。これは金融(お金)です。
リースは、「物を融資してもらう」ことで、我々は占有使用料を払うと考えたらわかりやすいと思います。

薬局では、例えば、レセコンとか、患者さま用待合室の備品、調剤用の機器類、薬品棚などなど、たとえば総額1000万のものを5年間で分割支払する、という考え方です。
ただ、割賦の場合は払い終わればモノは自分のものですが、リースはあくまで所有者はリース会社です。

また、レンタルは必要なときに必要な期間 ( 短期 ) だけ利用するのが主な利用法です。
リースは期間を5年とか6年とか長期に設定するのが普通で、その間、解約はできないことに注意が必要です。

メリットとしては

1) 機器の経年による陳腐化防止
2) ちょっと難しいけど「損金」扱いされ税法上有利
3) 金融と別立てで資金調達したのと同じ効果

などがあると思います。

実際、いろいろな事務的なことを自分で考えなければいけないのかというと、けっしてそうではなく、機械屋さんや、レセコン屋さんに相談すると万事うまく運んでくれることが多いです。

大事なことは、お金が無いことイコール事業ができない、ではなくて、できる方法を考える気概をもつことで解決していく姿勢です。

その姿勢があれば独立はできます。