だいまる薬局の朝礼では、私の持ち時間の8-9割の時間は、おおよそ調剤とは関係ない話をし続けています。
- トイレの掃除をきっちりしろ
- 待合室の床の汚れを取れ
- 窓はきれいにふいておけ
- 冬は雪かきしろ
- エアコンのフィルターを掃除しろ
- レジの下の見えないところのほこりを取れ
- ゆかに落ちている髪の毛や、ステープラーの針を拾え
- コーヒーマシンのメンテをしろ
- 流しの水垢を取れ
ふ?。話すほうも実は大変ですが、聞くほうはもっと大変ですね(笑)。
朝礼でよく言うことばは、【 たての物は縦に。よこの物は横に。 】ということです。
手を抜くところは抜いてもいいんだけど、対外的な部分や、屋台骨に関わるところや、精神的(こころ)な部分については、きちんとしようよといういうことを言ってるつもりなんです。
例えば、休憩室のイスが机の天板の中に収納されていない。
ちょっと席を立っただけかもしれませんが、いつもそれを収納しておく「べき」だとおもうのです。
せまいから、私が歩くたびに、いろいろなものが収納、修正されていけば、最大限広く使えます。
みんなやってよ ! というふうに思うのが私だけだと、コレはさびしいですね。
【 たての物は縦に。よこの物は横に。 】しておく事の効用は、他にもあります。
整理整頓しておくことで、普段と様子が違うときに、『 違和感 』を感じることができるような、感性を磨けます。
薬局の錠剤台の天板や、監査台はきれいになっており、そこに何か放置しようものならとたんに目立ちます。また、目立たせたいがためにわざと放置することもできます。
薬歴の収納もこの原理で、間違って収納しようものなら、とたんにはじかれてしまいます(ラベルがその役目を果たします) 。
みんなが使う薬局の中だからこそ、きれいに、整理整頓し、たての物は縦に、よこの物は横にするような使われ方が必要なのだと言う事、いつになく確信してやみません。
さて、みなさんの職場はどうですか?
2006.08.18