だいまる薬局は、1月末日決算です。今年は、決算特別賞与は出せませんでしたが代わりに決算旅行を計画しこの4月福岡に行ってきました。
世間では、東北大震災で自粛ムードが漂っていましたがこういう時こそ明るくならなければいけません。
付和雷同は嫌いです。 人に対して思いやる心を持つためには心に余裕(ゆとり)を持たなければいけないと思います。
いつものように、写真はこちらにおいておきました。
だいまる薬局では、落とした錠剤を使わない ! という、あたりまえの方針を掲げています。
期限切れの薬を平気で使う薬局や、落とした錠剤はこうすれば大丈夫という独自の論理をもっているところなど、多いです。
このホームページは暴露ページじゃないので、「 実際にそんなことが !? 」あることだけしかいいませんが、これは大げさな話ではありません。
錠剤 ( くすり ) は、その価値は、『 お金 』と同じです。
ラーメン屋さんのめんや具と、すし屋さんのしゃりやネタと、何ら変わらず、「仕入れ」という経済行為で薬局の棚に置かれるものです。
ラーメン屋さんの職人が、すし屋の職人が床に原材料を落としたら、『 すみません 』ということでしょう。なおかつ、それがお客さんの口に再びはいることはプライドが許さないのではないかと思います。
【2009年注 : 食の安全が脅かされているというテレビの報道を見ていると、最近では、そんなプライドは持っていない人のほうが多い気がしてきました。】
だいまる薬局のスタッフにも、落としたことをさらっと流して欲しくないので「落とした」ことを自己申告してもらいます。その上で、在庫をきっちりさせるためにレセコン上で、棚(在庫)から落とすという作業をします。
そこで期待するのは、プロ意識です。
落とさないことは無理ですけど、「落としたこと」を自己申告しなかったり、落とさないような「工夫をしない」で作業することは、ココだいまる薬局では 【 悪 】です。
この場合のプロ意識とは、「 責任と道徳観を持った仕事をする事で、会社から給料をもらう ( あるいは稼ぐ ) 事 」 だとわたしは思っています。
お金は床に落としたら拾えばいい。
でも錠剤(くすり)は — お金と価値は同じだけど — 落としたら元に戻せない。
そのためには扱いをどうすればいいか。
これを考えることがプロ意識の第一歩なのではないかと思うんです。そして、そこで養われるのがモラルだと思うんです。
最近、面白いホームページを知りました。
そのブログ、「 そんなお薬いりませんっ 」はこちら
錠剤はお金と同じ!と、経営者が思い込みすぎてしまうとこうなるのか?と面白いのですが、笑えない。
上記のようなブログが出なければ、落とした事を、あるいは期限切れのことを、患者さまに知られることは皆無です。
だからこそ、正直な姿勢が問われるのだと思います。
「自分も、アノ薬局で作った薬ならほしい。」
こういわれるような、私たちのプロとしての姿勢が大事なんだと思います。
2006.09.01
?? ? 2004.07.14
最近良く考えます。
何のために、自分は仕事をしているんだろう。
調剤薬局は儲かるから?
前にも書きましたが、けっして「儲かる」仕事ではありません。
いい暮らしのための手段?
それなら、もっといい方法が、手段があると思います。
ではなぜ?
仕事というのは責任を果たすためにおこなうもので、報酬はその結果だとおもいます。この頃になってやっと少しわかってきました。
報酬を得るために、仕事をするのでは、報酬自体は、限度があります。いや、きっとあるでしょう。
自分がもし、『責任を果たすため』に仕事をするんだという意識を持って仕事をするなら、責任の大きさに、きっと限りはないだろうと思います。
- 薬局は、『患者さまの健康を守る』ため
- 会社は、『維持存続させ、発展させるために利益を出す』ため
- 社長は、『社員とその生活を守る』ため
誰だって、報酬は高額であれ、と思っているでしょう。実際私もそうでした。しかし、それだけを求めていては限度・壁があると思います。少なくとも、衣食足りているのなら、心の部分をもう少し、充実させるためにも、「何のために仕事をしているか」考えてみる事も悪くないのではなかろうか。
近頃そうおもい、少し時間をとっています。