薬局を開設する際に(将来を見越して)

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Q:? はじめて薬局を開設する時に、将来を見越してこうしておけば良いということはどんなことですか

A:? だいまる薬局は開設からこの5年間で何度も登録したことを変更しました。

?

そのたびに監督官庁に足を運び、用紙をもらい、申請のために日中誰か薬剤師を頼んで
再度届出をするため役所に行く、ということに煩わされました。
無料でできることもありますが、ただほど高いものはないと実感することもたびたびありました。

?わたしが得た結論は、
一度出した申請を修正するのは多大な労力を必要とすることであり
可能な限りそれを排すべきであろう、ということです。

薬局の申請に必要なもので後で修正が必要になったこと。
あくまで弊社の経験ですので参考まで、ということで書いてあります。

1) 薬局の開設者は会社にすべき     
  ※一人法人は避けるべき— 一人法人に代表はつきません。   
  ※ダイヒョウトリシマリヤクとトリシマリヤクの違いがあります。  
  ※役所では、別物として扱われます。   
  ※調剤にかかわる役員は変えない事。

2) 開設者の住所は( 未来永劫 )変わらないところ  を選ぶべき

3) 保険診療の振込の口座は、一度決めたら変えない

4) 麻薬の変更申請は15日以内
  ※遅れると 延理由書 を出させられます

5) 保険薬局と薬局開設許可は別系統の管轄です
  ※保険薬局指定は社会保険事務局 医療係—>2009年現在は、厚生労働省北海道厚生局
  ※薬局開設許可は保健所 医務薬事課

6) 管理薬剤師は変えない 変えたとしても、届出を忘れない

7) 経営者は勤務する薬剤師が変わらない努力をすべき
  ※いちいち上記管轄役所に届けが必要です

8) 保険薬局の指定日をよく確かめる
  ※あたりまえですが、保険請求にかかわります

?

2008.03.19

コピーの裏紙

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だいまる薬局は小さな薬局です。
何度も訴えるようですけど吹けば飛ぶような小ささです。

小さな会社、小さな薬局はいろいろなものを削って出費を押さえるものだということを今、実践で学んでいます。
例えば人件費や、福利厚生費などは、一番に経費削減の対象になりえましょう。

でも当薬局は諸保険の整備はしっかりやります。

一緒に働く人を気持ちよくすることは経営するものの務めであると思います。

自己満足ですか? 
ああ、大いに結構です。

これを訴えるのがこのページの目的なんですから(笑)。

私の考えでは『吝嗇(けち)』と『節約』は大きく違うと思っています。
ケチは必要なものまで削ってしまいます。
多くの方はこの二つの言葉の印象の違いから「あたりまえじゃない」と考えられるかもしれませんけど、けちと節約をほぼ同時に論じている場面ってままあるんじゃないでしょうか。

節約は「明日へ向かう糧」ですから、大いにすべし、そう思います。
しかしケチはいけません。

  • だいまる薬局はコピーの裏紙を最大限利用しています。
    しかし白衣のクリーニングは薬局負担です。
  • 健康保険も今は薬剤師国保ですけどこの薬局で働く人は
    誰でも入れるようにしています。

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写真は、薬歴の棚の中。

  • 薬局においては患者さまの情報を管理する大切な部分です。
    どの薬歴を取り出すのか認識しやすく間違いなく収納できるようにちょっとだけ奮発しました。

お金をかけるべきところを間違わないようにいつも考えるようにしています。

2003.07.29