全面分業を受けて

none_img_daimaru? 2005.08.21

だいまる薬局のおとなりの石金病院は、H17年6月1日より、全面分業に切り替えました。
そのため薬局内の様子が一変しました。
現在、待合室に6席いすを補い、薬剤師3名体制、事務3名体制で業務しています。

忙しさは処方箋を応需する薬局の誉れだと思います。
どんなに忙しくても、「忙しいときほど笑顔で」という想いは変わりません。

16種類

none_img_daimaru??? 2004.09.17

だいまる薬局の主な処方箋は、精神科の病院から発行されたものです。
弊薬局では、今日現在私たちといっしょに働いてくれる薬剤師を募集していますが 【2009年6月注:現在は募集していません】、 このことで、ひとつ言いたいことがあります。

精神科の処方箋を扱う調剤薬局で仕事をしたことがある薬剤師の中には、一様に、精神科という名前を聞いただけで拒否反応を示す傾向があります。

私も実は苦い経験をしたし、また、たくさん見聞きしています。
たとえば病院さんが処方箋に睡眠薬を書き込むのを忘れたために、患者さまが興奮し、薬剤師のネクタイをつかみ振り回したり、待ち時間の長さにイライラした患者さまがトイレに紙やそれ以外のモノをわざと流して詰まらせ、あふれた水や、それ以外のモノの処理に大変な目にあったこともあります。
患者さんが睡眠薬をよこせと騒ぎカウンターを乗り越えそうになったり、いきなりその場で発作を起こして卒倒したり、泣き出したり。
そんな場面に出会うと、もう精神科はいやだという話になるのも致し方ないかなと思います。

調剤自体についても嫌がられるのはよくわかります。何しろ薬が多いからです。

過去に経験したのですが、薬剤数で25種類もの薬が出ている患者さんがいました。薬の数の多さに作るほうも大変でしたし、飲むほうも本当に大変だったであろうことを思い出します。
私が、その山のような薬を説明したところ、『( 説明は)? いいの、いいの ! これだけ、セデス だけしか飲んでないから ! 』 といわれ、がくっ 〇| ̄|_  ときたこともあります。
注: セデス=当時、主流の頭痛薬

散薬の多さもタダモノではありません、これだけ粉が多いと調剤に時間がかかり待ち時間が40-60分であってもしょうがない、という感じです。
だいまる薬局の数字で 『 16種類 』 というのは、散剤の数です。 今550種類くらい薬がありますがそのうちの16種類。しかもそれらの中には精神科の薬は入っていません。

まず、散薬が少ないのがこの薬局の特徴です。

また、錠剤はほぼ自動分包機で分包されますし、私がこの薬局で調剤したときには、薬の数が、精神科としては圧倒的に少ない印象を持ちました。このおかげで待ち時間は現在も「最大で10分くらい」を維持しています。

しかも、患者さまがとても礼儀正しく、好感が持てます。
病気の特徴として、調子の上下はありますが、先に書いた昔の苦労なんて、だいまる薬局の開業以来(過去1年と4ヶ月以上)、一度も感じたことはありませんし、そんな方にお目にかかることすらできません。
病院さんの対応も患者さまに誠意が見られますし、もちろん薬局に対しても、です。

精神科の処方に対する先入観はいたし方ありませんが、ぜひこの文章がハローワークで公開している求人票をごらんの方の目にとまることを望んでいます。

【2009年注: そんな思いの時期もありました。社長としてカリスマであったり、強烈な思いを抱いているリーダーじゃない限りはヒトのことで悩み迷い続けるのではないかと思います。】

警備会社が入りました

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だいまる薬局では総合警備保障さんにお願いして機械警備をしてもらっています。

当薬局にはまだ麻薬は入っておりませんが、
向精神薬、多数の睡眠薬などが用意されています。

 【 2009年 注 】
麻薬小売業者免許ははじめから取得しています。
麻薬はリン酸コデイン(咳止め)が入っています。
☆彡 これは犯罪には使えないと思いますが…

これらは一方で患者さまの健康の維持のために大いに役立つもの
でありながら、その反面犯罪に使われる危険性に持っています。

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薬局が無人になる夜間に薬局の職員がその責任を果たせないところを補ってくれるのはやはり専門の警備会社です。
昼間は私たちが患者さまに安心と安全を売り物にしていますが誰もいない夜にそれを売り物にしてくれる警備会社であるわけですから、『何か』が起こる前にその対策をとっておくことは対価に代えられないものがあります。

2003.07.29