朝礼してますか?

だいまるコラム

だいまる薬局では、毎朝、朝礼をしています。

ちなみに毎金曜日は、終礼もします。

継続は力なり。

ある時期、形だけの朝礼なんて意味がないかと思ったこともありましたが、続けていると意味は見えてくるものだなと実感します。

たとえば、頻繁に患者さまの個人名が出てくるようになった…

これって、けっこう情報の共有になってるのではないかなと思っています。

情報共有ということでは、朝礼に参加しないパート職員さんのために朝礼ノートをつけてこれを見てもらうようにしています。

今朝は、加えてヒヤリハットの報告もありました。

ヒヤリとしたとき、そこから学ぶことはたくさんあるのではないでしょうか。

調剤室には危険がいっぱいです。数年前にも こんな記事 を書きました。

さて、だいまる薬局は1月決算です。

あとは税理士さんが通信簿をつけてくれるのを待つだけです。通信簿は、その会社が存続してこそ意味があります。

基本に立ち返って、毎日の仕事に生かす。

業務も、意識も、日々改善していきましょう。

今日の朝礼はそんな話をしました。

棚卸し

だいまる通信
2013年 初めての記事です。

 

今日1月31日は毎年、棚卸しの日です。

棚卸しは、あらかじめ商品の配置を書きこんで作成された棚卸し表に実際に一粒づつ数えた数量を記入していく仕事。

毎年一回の事ですが、改めて段取りいのちであると感じます。

要領よくやれば、1時間半ほどであらかた終了します。もちろん今年もそのように。

 

お疲れさまでした。

おくすりカレンダー

だいまるコラム

この話題を書いている一日前(きのう)と今日、ある新患さん(Aさん)から電話を受けました。

昨日は、他の薬剤師も電話を受けたので、都合4回の電話があったのです。

※? この患者さまに薬をお渡しした薬剤師は、薬剤服用歴に出来事を 「しっかり、きっちり」 時系列に書いてくれていて、その後、夜九時過ぎに電話を受けた私は大変助かりました。

16:10? あわてた様子でほにゃらららら

16:20 再度〇〇という薬が入っていないということでほにゃらららら

そして、

21:05 に、16:10と同じ内容でふにゃららららら

あ! もしかしてご理解いただけていないのだな、とおもってふた言、三言やり取りしましたが、らちが明かない。

そうおもって、ふたたび薬剤服用歴に目をやると、患者さまがご自分で混乱してしまう資料をみているらしきことが書いてあり、そのことをお伝えしたうえで夕方の二回の電話のお話の事をちょっと切り出すと、

私は、今、初めて電話しました。夕方???そんな電話していません。

とのこと。

はい。わかりました。イチからやります。

まあ、この先は、限りなく丁寧にお話しして、事なきを得た、ハズでした。

21時過ぎに明日飲む薬の話をしたのだから、今日はもう営業終わりましたという旨をお話ししたところ、さんは朗らかに笑って電話を切りました。

翌朝の朝礼でこのできごとを話して、

  • Aさんへの薬の作り方、
  • 分包紙に日付を入れることや、
  • 薬袋をあさ、ひる、ゆう、に分けるようにお話していこうという提案をしたうえで、
  • またすぐ電話がかかってくる可能性があるから、わたくしが対応しましょうという事にしておきました。

それから数時間後、念を押すようなAさんから電話が来ました。

内容は、念押しを繰り返すのみでしたので割愛します。

患者さまの状態は、環境に慣れていただくまで不安定になるんですね。改善・改革なんていいながらこっちの都合で薬をお渡しする環境を変えないほうがいいかもしれません。気をつけます。

こんな患者さまには、ぜひこんなカレンダーをお勧めしたい。

簡易版なので100円です。

なんか今晩も電話が来そうな気がします。

24時間対応の携帯電話当番は、今日もわたくしです。

 

 

タクシー呼出し

だいまるコラム

ある日、フジテレホンという会社名の名刺が机の上に置いてありました。

リーフレットを読むと、なんでも、タクシーを呼び出す無料電話を、無償で貸出して設置してくれるという。

これだ。

渡りに船じゃないでしょうか。

だって、ずーっとそんなのないものかと思っていたのです。

弊社には縁のない話だと思っていたから…。

なぜなら、開業からこの方9年以上おつきあいがあるタクシー会社から「そんなの無いです」と言われていたので(笑)。

 

なぜそんな話をするのかというと、患者さまの? 『??タクシーよんでください? 』 という要望に対して、にっこり微笑んで 『 ハイワカリマシタ 』 とそのタクシー会社に電話していたからです。

こんな掲示までして…。

あるとき、スーパー銭湯でよく見かける無料電話はないですかという話を切り出した時に、うっかり? 『 電話代全部ウチもちなんですよね 』と 、話したら

それからというもの

  • 盆に水ようかん、
  • 暮れにミカンが届くようになっちゃって、

益々いえなくなった。

やっぱ、付け届けっていうのはこう使うべきだというお手本ですね。

 

 

話を戻します。

先の名刺宛てにすぐ電話して事情を話したところ、即対応してくれました。システムとしては、設置先からはお金はいただかないですが、タクシー会社さんとは金銭的なお話をする、ということ。弊社としては、「水ようかんとミカン」がイヤだといえば、他のタクシー会社さんを紹介してもらつもりだったのです。

そうしたら、なんと、「水ようかんとミカン」が「ボックスティッシュ10個」携えて、

『? ウチにもあります? 』

といらっしゃいました。

だって、無いって何年も言ってたじゃないですか。

だから、フジテレホンさんに電話したんですよ。

いや、あるんです。案内しなくてすいませんでした、と、言われると

やっぱ、水ようかんとミカン数年分にはかなわなくて、フジテレホンさんには断りの電話を入れることになってしまったのです。

ごめんなさい。

 

これが、最新の弊薬局待合室です。

患者さまには、概ね好評です。
中には、めんどくさがる人もいて余計に手間がかかる事もありますが、生みの苦しみということでスタッフは快く使用方法を教えて差し上げています。

それにしても、後出しじゃんけんってのはホントに強いものですね。

 

フジテレホンさんには申し訳ないのでもう一度、宣伝しておきます。

「安心」「安全」「清潔」に

だいまる通信

「安心」「安全」「清潔」な調剤 は、弊社のモットーです。

薬を「安心」「安全」「清潔」に作って、患者さまに渡すときに「患者さまの取り違えという深い落とし穴」に落ちていては薬剤師免許証の予備を何枚持っていても足りないくらいです。

過去に函館の精神科主体の病院の門前薬局で、「皮膚科にかかっている患者さまに精神科の薬を間違って渡して」しまい謝罪や補償の窓口となった経験があります。患者さまも入院して大変でしたでしょう。社内(当該薬局)においても、犯人捜しはしませんといいつつ、誰の心の中にも、やったのはあいつに違いない!というおもいを残してしまいました。苦い経験です。

さて、間違えにくい環境をつくるのは社長の使命ですから、このたびは、処方箋の引換券を発券し、その番号と患者さまの名前をお呼びする機械を導入しました。実は、前から欲しかった。機械に使われない程度の機械化はしたかったので…。

※ 処方箋受付機はこちら??? 番号表示システムはこちら

先の事例では、もちろん引換券の発券システムは導入されていました。一日7-800枚も処方箋を受け付けるわけですから、ある意味当然です。

ただ、その運用に問題があった。

それを私は学習しなくては意味がありません。たかが(失礼)こんな機械で〇十万円もするんです。
弊薬局の規模はその1/10ですが、やらなければいけない事は一緒です。

待合室で患者さまをお呼びするときに気をつけることの一番は、あとから入ってきた患者さんが自分を抜かして行ったという思いを極力させない事。

  • 先に処方箋を出して買い物に行った患者さま
  • 昨日預けた処方箋のくすりを取りにいらした患者さま
  • デイケアの施設に行っていた患者さま

いろんなケースがあります。

待合室に同じ苗字の患者さまが3人重なることもよくあります。数人しか待っていないのに、家族ではなく、アカの他人なのに、です(笑)。

いずれにしても、気配りが大事なので、こればっかりは機械任せにはできません。大事なのは、センス かもしれませんね。

冷蔵庫に冷凍庫の機能を期待してはいけない 』 とは、良くいくスナックのママさんのお言葉。

「安心」「安全」「清潔」なんて、センスがない人が何人いても達成できないわけですからせっせとセンスを磨きたいものです。

 

最後に。

先の函館の事例では、しっかりと名前を呼んだらしいけど 患者さまが聞き間違え、「はい」と言ったらしい。

  1. その薬を開封し
  2. お名前を示し
  3. 先生の名前を反復し
  4. 日数を確かめ
  5. 前回の処方内容と異なる点を患者さまと確認し
  6. 袋の数を大げさに数え
  7. 何度も患者さまの顔の様子を見て
  8. 最後の最後に、念入りに処方箋の刻印番号と、引換券の番号を確認し

そして、〇〇さま、お大事にして下さい と、申し添えたなら、精神科の薬が皮膚科の患者さまの手に渡ることがあったでしょうか。

患者さまが聞き間違えたのは、相手のせいではない。これは、薬剤師として健康被害を最小限にとどめるためのセンスの問題ではないかと思うのです。