朝礼してますか?

だいまるコラム

だいまる薬局では、毎朝、朝礼をしています。

ちなみに毎金曜日は、終礼もします。

継続は力なり。

ある時期、形だけの朝礼なんて意味がないかと思ったこともありましたが、続けていると意味は見えてくるものだなと実感します。

たとえば、頻繁に患者さまの個人名が出てくるようになった…

これって、けっこう情報の共有になってるのではないかなと思っています。

情報共有ということでは、朝礼に参加しないパート職員さんのために朝礼ノートをつけてこれを見てもらうようにしています。

今朝は、加えてヒヤリハットの報告もありました。

ヒヤリとしたとき、そこから学ぶことはたくさんあるのではないでしょうか。

調剤室には危険がいっぱいです。数年前にも こんな記事 を書きました。

さて、だいまる薬局は1月決算です。

あとは税理士さんが通信簿をつけてくれるのを待つだけです。通信簿は、その会社が存続してこそ意味があります。

基本に立ち返って、毎日の仕事に生かす。

業務も、意識も、日々改善していきましょう。

今日の朝礼はそんな話をしました。

自分の仕事の範囲を決めるのはもったいない

だいまる薬局では毎日朝礼をしています。ネタ切れになろうと、何か伝えることはないだろうか、と探します。たまにハズしますが、10回に1回くらいは自己満足できるくらい濃い?話もします。日々の朝礼は、いつやめてもおかしくない内容かもしれません。しかし、共通の想いをもってもらうためにはそれはたぶん必要なことだと思っています。

もし、

毎日、

私が、

朝礼で、

話すことはありません。

とか、

今日は連絡事項はありません。

とか、

特にありません。

などと話したらどうなるかなといつも思っています。

問題提起がないときや、伝えることがないときに、「何かを伝える努力をする」のは私だけの役目だろうかといつも思います。

立場や、責任や、収入や、地位、などは、仕事に対する情熱(パッション)がある時に自然について回るんだけどみんなそのことをどう思ってるんだろうと、いつも思います。

自分の立ち位置をわからない勘所の悪い人も確かにいます。でも本人も周りも努力は必要でしょう。

自分は仕事ができると思っている人も、本当に自分は仕事の全体像をみて流れを調整する役目は果たしているか、反省は必要でしょう。

お金や、世間というものに対する判断はトップがしないとうまく舵取りできないのでこれはしょうがない。

だけど、ここまでは自分の仕事だけど、ここからは違うという線引きは誰がするのでしょう。

→大事なことですけど、ご自分自身でしょうね。

主体は、あくまでも自分自身です。自分が決めたことの結果が毎日出ている事に気が付いてほしいものです。

仕事は、与えられたもので、自分では選べないと思っている人はいませんか?
そういう人は、「ご自分でそれを選択している」事をよく理解しなければいけないかなと思います。
誰かがやれといったから、やっていると思っている人はいませんか?
そういう人は、シネと言われたらシヌのでしょうか。

仕事の線引きをしたり、仕事の範囲をおのずから決めてしまうことのもったいなさを感じ取ってほしいですね。

どんなに歳をとった人も、自分の何十年の経験を若い人に伝える役割りがあります。自分の行動の線引きや、行動の範囲をおのずから決めてしまうことは、本当にもったいない事だと思います。

トイレ掃除は楽しい ?

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だいまる薬局の朝は8:45に朝礼がはじまります。

 

このまえ、一緒に食事した別業種の社長さんから、朝礼をしてるのかと聞かれたので、もちろんやってますよと多少威張って答えたところ、へ?という感嘆符つきの声。

たたみかける様に、『 トイレ掃除も、もちろん私の仕事ですよ 』 というともっと驚いてくれました。

最近は、このトイレ掃除は【 楽しい 】という、陶酔の域に達しています。
そんな話しです。
まず、きれいになるのがうれしい。そして必ずひとより早く会社に来たことがうれしくなる。

— 本来、ここで書いてしまうと密かな楽しい思いが薬局内でも公開されてしまうので、「 書くのはどうしようかな? 」と思いつつ書いてます —

便器は磨くと光ります。つやが出ます。クロームメッキの部分などは曇りが取れると、びっくりするほど光るんですよ。

いつも思うことは、きれいなトイレに入るとそれだけで運が開けるような ( たぶんに錯覚かもしれませんが ) 気がするということです。
想いの効用は大きいですから、錯覚でも大事です。

掃除には、自分なりの手順があって、それをたどるとまた、きょうも上出来、と満足するのです。
掃除道具まできれいにしてることをみんな気づいてるかな
いわれた事だけやってると、ここが汚れるはずだな?とか思いながら。

だいまる薬局の掃除は、社長だけがやる仕事じゃないので、日中も患者さまが使った後は必ず点検してもらうようにしています。
夕方もスタッフの当番があります。
それでも朝に掃除すると、やっぱり、今日もやってよかったと思う瞬間があります。
私は思うのですが、掃除( トイレに限らず )は気づきを養う大事な仕事だと思います。

  • 掃除をした人が、なぜここがこのように汚れるのかに気づき、また普段の生活で汚さないように気を配り、さらに汚れるであろうところをきれいにすることで、他の人への気配りとか配慮ということを覚える。
  • 誰かが掃除してくれることを期待せず、当番ではない自分が使った物を元の状態にする努力ができるようになる。
  • 気づきのレベルが上がることで見過ごしていた汚れが気になる人間になる。
    つまりこの程度までの汚れでは掃除しようという反応が起こらないという、 【 閾値 】 が低くなり、ちょっとした汚れでもきれいにしようという反応ができる人になれる訳で、

この効用はとても大きいでしょう。
わかってはいるけど、なかなかできない、という方は、それは、わかっていないのだと私は考えます。
2007.07.13