朝礼してますか?

だいまるコラム

だいまる薬局では、毎朝、朝礼をしています。

ちなみに毎金曜日は、終礼もします。

継続は力なり。

ある時期、形だけの朝礼なんて意味がないかと思ったこともありましたが、続けていると意味は見えてくるものだなと実感します。

たとえば、頻繁に患者さまの個人名が出てくるようになった…

これって、けっこう情報の共有になってるのではないかなと思っています。

情報共有ということでは、朝礼に参加しないパート職員さんのために朝礼ノートをつけてこれを見てもらうようにしています。

今朝は、加えてヒヤリハットの報告もありました。

ヒヤリとしたとき、そこから学ぶことはたくさんあるのではないでしょうか。

調剤室には危険がいっぱいです。数年前にも こんな記事 を書きました。

さて、だいまる薬局は1月決算です。

あとは税理士さんが通信簿をつけてくれるのを待つだけです。通信簿は、その会社が存続してこそ意味があります。

基本に立ち返って、毎日の仕事に生かす。

業務も、意識も、日々改善していきましょう。

今日の朝礼はそんな話をしました。

間違わないように気をつけます

だいまる薬局の朝礼で、よく使われていた(過去形)言葉です。

気をつけるって、なんだろう。

医療安全を気にするようになってから、 私自身が気付き、スタッフに伝えたことがあります。

それは、

社長が、親父が、あるいは先生が、ひとりで指揮をとってみんなに気をつけさせるのが今までのスタイル。

つまり、なにかミスやインシデントがあった時、 『 今後は気をつけなさい。 』 とリーダーが、精神論的な指導をして、それを受けて部下が、?『はい、わかりました。今後はそのようなミスをして皆さんの迷惑にならないように気をつけます。間違わないように気をつけます。?すみませんでした 』 というある意味建前のお話になることですね。

しかし、これは、何の解決にもならないし、実は、「皆さんの迷惑」ではなく、「患者さんの迷惑」なんだという事にはやく気づかなければいけない。

さらに、誰かが指揮してやらせるのではなく、スタッフのひとりひとりが、自分で考えてミスのもとになる部分を排除していくことを考えなければいけないのだ、という考え方こそ大事である、という事です。

一日の薬局の業務の中には、たくさんのいわゆる陥りがちなワナ、たくさんの落ちるかもしれない落とし穴、があります。

気をつけるという事は、上記の考え方に則ると、「どんな対策をとりましたか?」 という問いかけに答えられるだけ充分考えました、ということだと思います。

手法はたくさんあると思いますので、また朝礼を利用して少しずつ確認してきましょう。

4桁8桁の社保。6桁の国保。

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処方箋を読むとき、まず、保険を見て、保険番号が4桁または8桁なら、社保の処方箋。 6桁なら国保。

1991年、会社を辞めて、行く宛ても、方針もなく、毎日パチンコばかりしてた時に友達が声をかけてくれました。
最初にレセプトを覚えたのは、学校ではなく、その友達がやっていた薬局です。

保険請求(レセプト)がたいへんだなあと実感したのは、先生がいなくなって自分で作業をするようになってからでした。
当時は紙のレセプト。綴りの順番(編綴henntetsu順)にもルールがあって今思うと時代の流れを感じます。

何度も支払基金や国保連合会から問い合わせの電話があったりして、恥ずかしい思いをしました。

それから19年。

基本は変わらずですけど、体裁はずいぶん変わりました。
電算レセプト! 当時のだれもこんなものが制度化されるとは思っていなかったでしょうね。

いわゆる、4桁の社保である政府管掌健康保険は、「 協会けんぽ 」 と名前を変え、今日から6桁に。
保険証は変わり、従来の保険証は完全に使えなくなりました。

今朝の朝礼の連絡事項です。

魔の五分

none_img_column  2006.06.26

高校の時、体育の授業でサッカーを習ったとき、教えてくれた先生が言っていました。

サッカーには「 魔の五分 」というものがある。
点が入る(入れられる)のは開始直後の五分と、終了間際の五分だと。

この先生のおかげで、サッカーのルールでわかりにくい『 オフサイド 』もよく理解できましたが、それ以上に、この「 魔の五分 」とは、我々の仕事である調剤にも大いに当てはまります。

つまり、間違えやすいのは、自分が監査台に立った直後の五分と、「 あー今日もそろそろ終わりかな 」と思う直前の五分? (? 終了間際の五分? )? であるということです。
途中小休止をとったときでも、次に調剤・監査をし始めた五分というのはなかなか慎重にならないとキケンがいっぱいです。

レセコンの入力も、錠剤ピッキングも、バラ錠の補充も、いっしょです。

ヒトというものがいかに間違いを犯しやすいかということは身をもって理解しています。

医療機関において、本当に忙しい時間 ( 次から次へと監査をこなす時間 ) よりも、昼休み前後や、午後の診療受付が始まる時間により多くの種々の間違いが発生しているというデータを見たことがありますが、まさにその通りだと思います。

「 魔の五分 」にしてやられないように、その時間は、ヒトは間違いやすいということを再度認識しておこう、というのは、数日前の朝礼の話題でした。
2006.06.26

(2003年11月)今日の朝礼

none_img_column??   2003.11.07

相手の立場や視点にたってとか、思いやりを持ってとかいう話をよく聞きます。

もし患者さまご自身が、またご家族が? 『? 患者である? 』? ことを第三者から指摘されたくないと思っているとき、私たちの薬局でできることは何でしょう。

こんなことがありました。
家族の方に投薬していて、うっかり 「? 『患者さま』? はなんとおっしゃってますか?」? と聞いてしまったとき、今まで普通だった態度がぎくしゃくしてしまいその後の応対がスムーズに行かなくなった。
これはとてもデリケートな問題だと思います。

薬を渡すとき、家族の方であればお父さん、とか奥さんとか、娘さんなどという呼称を使わず、〇〇さまというように名前をしっかりお呼びし、『患者さま扱いをしない』 ことも大切なのではないでしょうか。
患者さまが望むことをすべてしてあげるのは難しいですけど、いやなこと・してほしくないことをしないということはそれほど難しいことではないような気がします。