その一言をいわなければいいのに…

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本当は、いつもお世話になっているんです。

こんな話をするのは心苦しい。

自分が反省しなければいけないんですから。

 

銀行さんが、両替に両替賃をとるようになってから、弊社では両替を銀行ではなく郵便局でやってます。郵便局は両替商ではないので善意で両替してくれてるんですね。

お世話になってます。

その日は別の用事があって16時近くに郵便局に行きました。その別の用事のついでに一応の遠慮の一言とともに、1万円を100円玉にしてくださいと差出しお願いしました。

100円玉100枚を受け取り、帰ろうとしたその瞬間、『 両替はできれば15時前にお願いします 』 。

よーくわかりましたよ。

今度から、そうします。

でもこのタイミング、悪い、です。いろんな意味で、悪いです。

あなたたちの都合でしょう?  窓口で対応している以上は、それは言ってはいけないでしょう。

 

そこで、反省は私もしなければいけないのです。 16時に両替してくれといったこと?いいえ。郵便局は17時まであいているので、問題ないです。
では、何を反省??

患者さまに(こちらの都合で断れない)何かを頼まれたとき、やってあげた、という気持ちを出すことは厳に慎まなければいけないな、ということを!です。

今回は、やっておきましたけど、今度はそうは行かないのでお願いしますね! 「 そんなことを相手に伝えてどうなるんでしょう 」 、ということを考えなければいけないな、という反省です。

まさに郵便局でそれをされて、あれあれ?、せっかくやってくれたんだったら気持ちよくやってくれればいいのに、と思ったことを患者さまにしてはいけないな、ということです。

人のふり見て我がふり直せ。ですね。

まだまだ、未熟です。
年だけは毎年とり、体力は日々確実に落ちているのに、その点はマダマダです。

サービス業だよね?

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民主党政権になって、だいぶ世の中が変わってきました。

それがいつまで続くかとか、それが良いとか悪いとか、そんなことは私には述べる資格はないです。
でも、「これはあんまりだろう」、ということが些細な日常の中にまだまだ残っているのがお役所の仕事である、と感じた出来事(笑)がありましたので紹介します。

国土交通省の下部組織に陸運局というところがあります。札幌にも、調べてみると当然のようにありました。

実は、今年に入ってすぐ借り物の車を車庫入れした際にナンバープレートを折り曲げてしまったんです。ちなみに、ナンバープレート(前部)を折り曲げたら、どうするかおさらいしておきましょう?。

  1. 所轄の陸運局に電話して、ナンバープレートを破損した事を伝えます。
  2. どこの部分か、とか、再生可能か、などを問われとにかく窓口に来てくださいといわれます。
  3. 窓口に行くとこれに書いてください、と申込用紙を渡されます。
  4. 申込用紙は記入後、変な場所にある窓口に提出。そして、これを陸運局外の建物(笑)に持って行けといわれて別な建物に向かわされます。
  5. 別な建物、とは、まったく不自然な場所に建っており、ここで再度受付後料金を納めます。

すごいぞ、このシステム! と思うことは、そこここに見られます。

まず、
電話の対応。
まさに横柄そのもの。こっちに来なきゃナンバー変えられないっしょ(方言)的な、でれでれの馴れ合い言葉。

窓口、覗き込むと、やる気のなさそうなお嬢さんが腕組み(笑)して対応。
やるな!外郭団体。すごいぞ!既得権。

変な場所の建物。
とても遠いです。雪降ってなくてよかったーという、まさにそれがラッキーである事を実感。

再度受付して料金収納。
下みてて、一度も顔上げないんじゃない? きれいな(下しか見て無いからわかりにくいけど)お嬢さん。

時代に逆行しているような気がしてなりません。

味わってみたい方は、860円もって、ナンバープレート再発行のお願いをしにいってみてはどうでしょう。
私はこれを見て、とても勉強になりました。

 

弊薬局でも朝礼の話題に事欠きません。
忙しいとか、疲れたとか、それで自分のトーンを下げてしまうような仕事ぶりは、もうやめましょう。われわれ調剤薬局の仕事は、患者さまに気分よく気持ちよく薬を飲んでもらうことが使命です。 疲れた顔で対応されたら、患者さまはどんな気持ちになるでしょうね。

そんな簡単なことに思いを馳せられない人は、先に自分でクスリを飲むか、深く反省してほしいです。
理由は、単純。

自分がサービス業に向いている、という勘違いをしているから、です。

 

忙しいときほど、笑顔
これは鉄則じゃないんでしょうか。

話を戻して、件(くだん)の窓口のお嬢さん。
ひまそうでしたよ。
暇なのに愛想悪く、腕組みですか。 笑えよ。歯を出せ、歯を (笑)。

?

もう、一生その窓口つきの小屋(そんな形してました)から出ないでほしいです。

2010年あけましておめでとうございます

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2010年が穏やかに始まりました。

だいまる薬局にかかわる総てのみなさんの一年が、すばらしい年でありますように。

一昨年(2008年)の12月は個別指導でたいへんでした。
2009年があけてからは、1月には思ってもいなかった6月の土地の購入、8月までの建築計画、そして11月の引越し、12月の株式会社化などで一年があっという間に終わった感じです。

この間、今まで14日が限度だった多くの睡眠薬が30日まで処方できるようになって月に2回受診していた患者さまの流れは月に一回受診へと変わっていきました。
また「薬価」がとても高い薬が発売・採用になり、薬代だけが突出して高い処方箋の応需も増えました。

処方箋単価、レセプト単価が高い薬局が個別指導を受けるシステムですから、次回の個別指導が約束されたようなものです。

それでも、うちは法律遵守、順法が方針ですから突然慌てふためくことも無いと思います。また、そんな薬局をめざして今までやってきたんですからそのポリシーは全職員が心していることだと思っています。(ドデスカ?)

 

私自身の今年の3つの抱負

  1. スタッフが働きやすく、気持ちよく仕事できる環境をつくっていきます。私の考えの中では既にそれが実現していますので、これは願望ではありません(笑)。
  2. 患者さんに安心して来局してもらえる環境を準備する。私の仕事はサービス業ですから。
  3. 良く学び、良く遊ぶ。(特に後者)

 

では、今年も一年 よろしくお願いします。

100円を稼ぐということ(2009年改)

none_img_column??? ? 2005.03.29

子供のころ商売をやっている親にから『 100円を稼ぐということがどんなに大変なことかわかるか ?? 』 と言われてきました。

自分が商売をやって、初めてこの言葉の意味がわかったような気がします。

つまり、100円を 「 給料としてもらうこと 」 はたやすいことでも、自分が 「 その100円を稼ぐ ( 得る ) 」 ということは、こんなにも難しいんだということです。

  • 100円を得るための仕組みを考え、
  • 働き、
  • 廻りに気を遣い、
  • 仕入れ、
  • 支払いをし、
  • 残った中から税金を払い、

そして最後に残ったものが「100円」なのです。
みんな、普通にやってることなのですが、大変な思いをしているんだろうな、ということがわかりました。

ちゃんとやってない人も見てきました。
稼ぐけど支払わないという技(ワザ)も実際に見ました。債券を買うとか、不渡りになる小切手を買うとか、こういうふうに使う知恵もあるんだというのを見ました。表の顔がしっかりしていれば、世界に輪を広げる〇◆△クラブの幹部をもやれるんです。

いやー、すごい、すごい。
見聞きした事例に共通しているのは、税金は払わないという方針。

いろいろな方がいますけど、だいまる薬局は、税金をしっかり払います。ちなみに、2005年1月が有限会社だいまる薬局の第一期決算にあたります。

黒字か赤字か ? ギリギリのせんで、大問題でしたが、ある人から 「 会社を大きくするなら黒字を出して税金を払うべきだ 」 ということを教えられました。
また、逆も真なりで、家族経営に徹するならぎりぎり黒字とか、ぎりぎり赤字などと、やり方はいくらでもあるようです。

ただ、私は支払うべきものは支払うという方針をとりましたし、発展させたいという希望を持っていますので、黒字を出すように努力しました。

「 税金の支払い義務を全うせずして、社会的信用なし 」 ということです。

税金を支払うための現金を銀行からおろすことを考えると、胃の辺りが きゅーっ とするのは、やせ我慢の証拠かもしれません。 
もう少し口座に現金を残したい…今日この頃ですし、まだまだ、サラリーマンで「楽剤師」をして、ただただ毎月決まった日に給料を頂いていたときのほうが収入は「 はるかに多い 」のです。

ただ、今、過去との違いを感じるのは、100円を稼ぐ大変さを身につけたら、もっと発展させることができるのではないか ? という希望をもてること、大変さがやりがいにつながるという希望をもてることです。

フォロースルー【2009年改】

none_img_column  2003.09.11

私たちは、患者さまが薬局に入ってこられたときは『こんにちは』、そして薬局で薬を受け取り帰られるときは『おだいじにどうぞ』と言います。
今日はこのことについて考えていることを書いてみます。

私は高校時代にクラブ活動でアーチェリーをしていました。弓をしぼり、矢を放った後もしばらくその姿勢で的を見つづけますがこの姿勢をフォロースルーといいます。どんな矢を放ったか残った姿勢から判断することで残身、後に続く行動、最終仕上げ、チェック遂行という意味があり重要な動作でした。

私が患者さまと接する時に、特に気をつけていることで、また、だいまる薬局で仕事をする人にもしつこく話していることのひとつに、この「おだいじに」をどういう言いかたをするかということがあります。

調剤薬局に行って 「 おだいじに 」 ということばをかけられる場面を思い出してみてください。

私がいつも言うことは、挨拶は相手に通じなければいけないということ。相手を、患者さまを『必ず見て』言うことが大事ということです。例え後ろ向きの患者さまであっても必ずその患者さまを『見て』言ってくださいということです。

作業しながら下を向いて、なんてもってのほかです。

「おだいじにどうぞ」
「おだいじにどうぞ」
むなしい唱和では意味が有りません

玄関から出ようとする患者さまに心をこめてもう一度『お大事にどうぞ』、『気をつけてお帰り下さい』と声をかける事が薬局におけるフォロースルーということだと確信しています。

 

【2009年言いたい放題】

お大事に、という言葉は帰る患者さまにだけかけるの言葉じゃないんです。
そんな事、考えた事ないでしょうか。
だって、お大事にと言われた患者さまは、でていく、帰ってしまう、ひとでしょう?
でもその時に待合室には少なくとも数人患者さまがいらっしゃいます。

わたしだったら、下を向いて適当に合わせて【おだいじにぃ?】とは言われたくないですし、もしそうだったら、しっかりココはそんな薬局なんだなとインプットされますね。
この競争時代にそんな薬局をのさばらせておくほど、ゆるゆるじゃないでしょう。

「過去の薬局」として淘汰されてしまうのはゴメンですし、そんなスタッフと心中したくないです。