12周年を迎えて

だいまるコラム

2003年5月1日から数えて12年たちました。
よくぞ、持ちこたえてくれたぞ、だいまる薬局。

ひとりではできない事も、たくさんの人に助けられてここまでできたのだと思います。

感謝、感謝。

今の思いは、感謝のひとことにつきます。

毎年、5月1日は、その当時を必ず思いおこします。自分の中の記念日なのです。

そして、崖っぷちに立たった言い知れぬ恐怖感はわすれられません。

 

これからの薬局は、いままでの行政主導の分業からの脱却を求められてます。まずはかかりつけ薬局としての機能に戻ること、そして在宅・居宅業務の推進、さらには病気をつくらない事を目的とした予防医療の機能をもつこと。
言葉ではなんとか書けますが、これを実践しようというのは難しい…。

できない理由を探せば10個くらい簡単にあげられるけど、

できる事ひとつから始めることに異論はないはず。

なんでも、できる方向に考える!これを信条にいままでやってきたんだから、なんとかしていこう。

 

眠りながら巨富を得る J.マーフィー

開業前夜からいままで、自分自身や家族、スタッフに関わるたくさんの奇跡を見てきました

良い事も、悪い事も、です。

どうやら、この世の中は、ひとつの支配的なルールによって動いているらしい、という思いを強くしたので、ここに書いています。
目に見えない事や、シンジラレナーイ事を文章であらわすと、 『 いわゆる宗教ですか? 』 のように誤解される事が多いです。
その誤解を恐れずに踏み込んでいうと、神様も、仏様も、新興宗教の教祖さまも、自分の心の中に存在する(=いる)ものなのではないかと私は思っています。

タイトルの本は、私の手元に15年くらいい前からあるボロボロになった本です。

今現在、売っているのかさえ調べていませんが、とても興味深い本でした。

「潜在意識に刻み込まれた事は、良い事も、悪い事も、起こるようになっている」 そうです。
じゃあ、思い込ませればいいの?と私も思いました。
でもよく読んでみると、潜在意識は、『宝くじにあたっる、宝くじに当たる』 や、 『いつか白馬に乗った王子様が私の生活を一変させてくれる』 は、具体的じゃなくて受け入れてくれないって書いていましたね。無理だと思っている事は、「ムリだ」のほうを優先させるという原則がある。

一番大事な事は、単なる思いや、思い込み、では、「行動」が生まれないということ でした。

何かに突き動かされるような、行動しなきゃ!という時に、思い切って行動する事がきっかけになるようです。
待っているだけではダメなんですね。

好き嫌いの不思議

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食べ物は、好き嫌いなく食べたほうがよいです。
また、食べ物の好き嫌いを公言することをやめたほうが、いいです。

理由は、道徳的なものとか、社会通念的なものとか、ではありません。

ズバリ、 『 誘われる 』 を逃さないためです。

サッカーがあまり好きではないという人に、サッカーの観戦の機会はあまりこなかったり、野球がキライという人に野球を見に行くチャンスがない事とおなじなんですが、食事は、魚食いに行こう、肉食いにいこう、という具体的なたべものを指して行く機会が多いですね。
不思議と、食べ物を食べに行くということは、食そのものを楽しむということのほかに、その食べ物を介して参加者が意思疎通を図ることが目的になっている事が多くないでしょうか。

食事をするという縁を大事にするには、おのずと、好き嫌いをなくす努力も必要だと思う今日この頃です。好き嫌いはありません、と公言できる人にはなかなか説明できない 「謙虚さ、安心感、素直さ、育ちのよさなどなど」を醸(かも)しだす、本当に説明できないオーラーのようなものが出てる事があります。

世の中の仕組みを数字や文言で説明できない場合、このオーラを頼って縁を手繰りよせられ、そして良い運を得る場合があるということを私は身をもって体験しています。

どこの銀行に融資を申し込めばいいのか 2009.1.8改編

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Q: 融資の申し込みは、どこの金融機関に行けばいいでしょう。

A: ふざけているわけではないですが、運を天に任せて、まずは、どの銀行でも 飛び込んで見てください。
その際に、覚えておかなければならない、基本中の基本の事は、金融機関は、お金のない人には貸さない? ということです。

 

なぜでしょう。

 

例えば、
あなたにお金を貸して欲しいという人は、お金を持っているとおもいますか?

また、その時に、
そのひとに対して、あなたは、「いいよいいよ」、とお金を貸してあげられますか?

 

だからです。

 

ですから、飛び込みでも何でも、とりあえず5ヶ所は無条件でまわったらいいと思います。
手ごたえがわかりますし、だめでもともとじゃないですか。

外せないのは、

  • 国民金融公庫(日本政策金融公庫)
  • 信用金庫
  • そして地域の銀行支店数ヶ所、です。
  • 親戚も大事です。

また、
返す計画を作れるだけの見通しも必要です。

でも、友人だけは避けましょう。
友人・知人は、金融機関ではありません。

相手に話しを聞いてもらうという、謙虚な姿勢が大事です。

そして、『 絶対に返せます 』、は、まず、禁句です。

『 あなたにはまだ早い。資金が出来てから、あせらずはじめなさい 』 と諭されて、余計にあせる事になるでしょう。

 

振り返って、私の場合は、「 まったく、こんな話しがあっていいのか ? 」という、運が良い話でした。

函館にいた平成15年4月初めに、札幌での出店の話しを聞きました。

金融機関のあては全くありません。

当時住んでいた家でインターネット検索をして 地域と銀行 を入力しました。

そこで出てきた銀行の一番手に電話して、これから札幌に行くので話しだけでも聞いて欲しいと切々と訴えました。

数日後、アポイントをとって札幌に出向き、緊張して銀行に行くと電話に出てくれた方が、
ご自分の前の席の若い方を紹介してくれました。

この人が担当しますので、詳しい話を教えてくださいといわれました。

いろいろ話を聞いてくれて、制度融資の話を説明され、道庁にでかけました。
その後、銀行の融資担当のNさんは、何度も何度も書類の書き換えを手伝ってくれました。

私は今回の独立の話について、仲介者から聞いていた内容・見通しのすべてがホントウだと信じて、計画の書類を練りに練って作りました。

でも、それでも担当者は 「 うん 」 といってくれません。

この計画の半分以下の売上でも返済していけるという計画書を書いてみてはどうだろうと、やんわりと、やんわりと諭されました。

そこまでする必要があるだろうか。

確信に満ちた計画なのに。。。カエセルノニ

こんなやり取りが続き、実際の開業から3週間以上過ぎたころ、やっとの思いで、1000万円の融資を受けることができました。
見切り発車だったので相当な不安を抱えていました。

すべての契約書にはんこを押し終えたときに、担当のNさんがそっと教えてくれたことがあります。

「 実は、私の親が、院外処方箋を出すという病院の関係者です。この計画がその通りなのか、なにかと用事を作って親と話し、なんどかそれとなく探りを入れて間接的に聞きだそうとしたのだけど、どうも計画通りには行きそうにない。 それで慎重のうえにも慎重にならざるを得なかったんですよ。 」

と。

さて、平成15年5月、ふたを開けてみたら、先の厳しさに満ちた計画書の通りです。

開業から、数ヵ月後、もう引退だからといってNさんのお父さんがお店をたずねてきてくれました。
Nさんに負けないくらい穏やかで優しい雰囲気を醸しだす方でした。
また、今後のわたしのとるべき指針を示してくれました。

融資の申し込みは、飛び込みでも、そんな出会いがある可能性があります。

やってみなはれ、ですね。

 


この場を借りて
平成20年2月19日にご逝去されたNさんのお父様のご冥福をお祈りします。
2008.02.28

( 薬局 ) 開業のために必要なもの 2009.1.5改編

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Q: 薬局を開業するには何が必要なのでしょう ?

A: 単刀直入に、資金を用意する前に、 なんのために開業するのかという精神的な動機と、それを維持するための精神的努力が特に必要  だと思います。

その理由を説明しましょう。

「 資金集め 」などと称して、お金を手当てしようとした などという話しは、使う理由も無いままに貯金を始めた、という事に等しいわけで、目的も無しに何をしてもその先にゴールは見当たらないわけです。

開業するに当たり、税理士に相談した弁護士に相談した成功者に相談した、そして資金計画を作ってみた、などといっても、はっきり言ってなんの足しにもなりません()。

そんなことは、走り出してからやることであり、走る前にそれらでよろいを着ることは「 足かせ 」であるし、じゃまな重装備だと断言できます。

挙句の果てに、『 お金に余裕が無いので資金集めに苦労している 』 などというまことしやかな発言を聞くと、その人は、このまま一生お金に苦労するんだろうな、と思い、かわいそうにさえなります。

お金を稼ぐ、ということは、どれだけ苦労することか。

つかうことの何倍もの苦労があるからこそ、お金は大事なものなのです。

開業には当然お金が必要です。
しかし、お金が必要であるということは、お金そのものもさることながら、その人が、お金を身の回りに集められる精神を身につけることが必要だということに他なりません。
成功しようとする人は、お金に好かれているという実感を先に持たなければいけません。

使うことばかり先に考えていると、身の回りからお金がなくなります。
実はお金がその人から離れているのです。

また、給料を貯めて独立なんてことは考えないことです。
貯めてから開業などと思っているとチャンスを逃します。
貯めるより大事なことは、他人資本を使わせてもらえるような自分になることです。

使ってばかりいれば給料だけでは足りなくなり、生活も立ち行かなくなります。
お金が足りない、と精神的に追い詰められ、お金をどうしたら調達できるかなどという事を考えるでしょう。

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そんなあなたには、サラ金がビジネスとしてあります。
どうか、お願いですから!、知り合いから金を借りようなどと思わないで下さい。

もし友人知人から借りたりすれば、どんどん、お金に嫌われるだけでなく、
その大切な友人知人からも嫌われます。
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つまり、このことから、
お金が手当てできないから開業が困難であるというのがうそであるということがわかります。
うそが言いすぎなら、認識のズレとでも言い換えることができましょう。

他人に甘える精神構造こそが独立開業にもっとも困難を与えるのです。
他人に相談して自分自身が安心するという 「 迷惑な行為 」 が開業できない一番の原因です。

ひと、もの、かね

これらは、開業しようとする人について回ります。
高い志(こころざし)をもっていれば自然についてくるものです。
高い志などといっても、たいしたことではありません。
何のためにやるのか、それをはっきりさせておけばいいのですから自ずと必要なものはわかるのではありませんか。

2008.01.16